Leaving Eden : Carolina Chocolate Drops

2017年09月22日




Hush now, don't you wake up
さあ、もう静かにお休みなさい
We'll be leaving at first light
日の出とともに出発するのよ
Mama's buying you a mockingbird *1
ママが今度マネシツグミを買ってあげるわね
To lull you through the night
あなたたちを一晩中あやしてあげられるように
Across the Dan by morning *2
朝の内にはもうダン川を渡るの
Here's a blanket for you to share
ほら、あなたたちの毛布よ
They're building down in Georgia
ジョージア州の南の方で建設工事があるのよ
Daddy hears he'll find work there
そこで仕事が見つかるかもって話をパパが聞いたの

※ And the mockingbird can sing
マネシツグミは上手に鳴く
Like the crying of the dove *3
温和な鳩が泣き叫ぶ真似をする
And I can't tell my daughters
娘たちには言えない
All the things that I am scared of
私が恐れていることについては
But I am not afraid of that bright glory up above *4
ただ、天上での光り輝く栄誉は恐くない
Dying's just another way to lead the ones you love *5 ※
"死" は愛される者が導かれるもう一つの道に過ぎないのだから

No work for the working man
"労働者" なのに "労働する仕事" がない
Just one more empty mill *6
また一つ廃工場が見つかっただけ
Hard times in Rockingham *7
ロッキンガムでの辛かった日々
Hard times harder still
まだ続く辛い日々
The crows are in the kitchen
台所にはカラス
The wolves at the door
戸口には狼たち
Our father's land of Eden is paradise no more *8
私たちの父祖の地イーデンはもう楽園ではなくなった

※~※

My sister stayed in Eden
妹はイーデンに留まっている
Her husband's got some land
夫がいくらかの土地を持っているから
An agent for the county thinks that they might make a stand *9
郡の役人は妹たちが無駄な抵抗をしていると思っている
A hard life full of working
長時間労働の厳しい生活
With nothing much to show
人に見せびらかせるような物は何も持てない
A long life of leaving with nowhere to go
故郷を捨てた後の長い人生。これから先、行く当てもない

※~※


備考
  1. mockingbird : マネシツグミ。他の鳥類や哺乳類、物音などを声真似する
  2. Dan River : ノースカロライナ州とバージニア州を流れる川。イーデン市の南端の一部に沿って流れている。
  3. ※鳩は平和の象徴だから、ここは2行先に "things that I am scared of" とあるように、家族の平和を脅かす兆しへの不安が表されている。
  4. ※ "glory" は「栄光、名誉、称賛、壮観、後光」等だが、ここではおそらく「天国、来世」を指している。
  5. ※ "you" が何を指すのかよく分からないが、聞き手の「あなた」ではなく不特定の「誰か」を漠然と言っているような気がする。「誰かに愛される者たち = the ones」は天国へ行けると言っているのではないだろうか。あるいはここでの "you" は「神」を指すのかもしれない。
  6. ※ "empty 空っぽ", "mill 工場・碾き臼" なのでこう訳したが間違っているかもしれない。
  7. Rockingham : ノースカロライナ州北部にあるロッキンガム郡。引越し前にこの家族が住んでいたイーデン市はこの郡内の中核都市。
  8. ※故郷のイーデン(エデン)市を聖書のエデンの園に譬えている。
  9. make a stand : 防御する、擁護する、最後の抵抗をする
    ※おそらく妹夫婦は農業で生計を立てており、役人は儲からない農業を諦めて賃金労働に就いた方が得策だと勧めているのだろう。


 2012年の同名のアルバムに収録されています。

eden

Rockingham

nc-ga


Don't Look Down : Martin Garrix feat. Usher

2017年09月21日

Towel Boy


Towel Girl



Is your head spinning? *1
目が回ってクラクラしないか?
Is your heart racing?
心臓が空回りしないか?
Is there fire in your veins?
血管に火がつかないか?
Are your bones burning?
骨が燃えてしまわないか?
Is your skin yearning?
肌が恋焦がれないか?
Cause you're driving me insane
俺はそうだよ。君が俺を狂わせるからだ

I kinda feel like I, feel like I saw the light
感じるんだ。何かを。そう、光が見える感じだ
You got me way up, a thousand miles *2
君は俺を天に昇らせる。千マイルの彼方まで
Can we stay right here in this atmosphere *3
俺たち、大気圏に留まれるかな?
Like we're flying out in space?
宇宙まで飛んでしまうんじゃないか?

Don't look down
下は見なくていい
Up this high, we'll never hit the ground
ここまで高く来れば、地面に落ちることなんかないさ
Don't look down
下は見なくていい
See that sky, we're gonna reach it now
あの空を見てみなよ。今にも手が届きそうじゃないか
Do you feel the lightning inside of you?
自分の中に稲妻が光るのを感じないか?
Will you follow through if I fall for you? *4
もし君への恋に落ちたら、どこまでもついて来てくれるかい?
Don't look down
下は見なくていいよ
Up this high, we'll never hit the ground
こんなに高くなれば、地面まで落ちることなんかないさ

Are your hands shaking? *5
手が震えてるのか?
Are your fists breaking?
拳が砕けそうなのか?
Are you climbing over walls?
壁を乗り越えようとしてるのか?
Are the times changing?
時代は変わりつつあるのか?
Is the noise fading?
不快な雑音は消えつつあるのか?
Cause I wanna get it out *6
俺はそうだよ。心の中のもやもやを全部吐き出したいんだ

I kinda feel like I, feel like I saw the light
感じるんだ。何かを。そう、光が見える感じだ
You got me way up, a thousand miles
君は俺を天に昇らせる。千マイルの彼方まで
Can we stay right here in this atmosphere
俺たち、大気圏に留まれるかな?
Or are you afraid to fall?
それとも、落ちるのが怖いかい?


Don't look down
下は見なくていい
Up this high, we'll never hit the ground
ここまで高く来れば、地面に落ちることなんかないさ
Don't look down
下は見なくていい
See that sky, we're gonna reach it now
あの空を見てみなよ。今にも手が届きそうじゃないか
Do you feel the lightning inside of you?
自分の中に稲妻が光るのを感じないか?
Will you follow through if I fall for you? *7
もし君のために落ちたら、最後までついて来てくれるかい?
Don't look down
下は見なくていいよ
Up this high, we'll never hit the ground
こんなに高くなれば、地面まで落ちることなんかないさ

Don't look down
下は見るな

Do you feel the lightning inside of you?
自分の中に稲妻が光るのを感じないか?
Will you follow through if I fall for you?
もし君のために落ちたら、最後までついて来てくれるかい?
Don't look down
下は見なくていいよ
Up this high, we'll never hit the ground
こんなに高くなれば、地面まで落ちることなんかないさ


備考
  1. ※冒頭の5行は「君」に恋する自分の心の状態を大げさに表現しており、「俺はこうなんだが、君は同じじゃないのか?」と聞いているのだろう。
  2. way : [副詞] とても、ずっと、はるかに、遠くに
    ※ "get me up" は「起こす」という意味もあるが、ここでは「高い所に置く、持ち上げる、連れて行く」等の意味だろうと思う。
  3. ※1行目 "I", 2行目 "me" と自分一人の事だったはずなのに、この3行目で急に "we" と二人の事になっているのは、相当に妄想が昂じているのだろう。
  4. fall for : 好きになる、惚れる、恋する。だまされる、引っ掛かる、はまる
    ※ "fall" は本来「落ちる」なので "fall for you" は「君のために落ちる」とも解釈できるのではないだろうか。
  5. ※歌詞冒頭の5行はいかにも恋愛感情の高まりという感じの表現だったが、対句になっているこの5行は少し雰囲気が異なっているように見える。恋愛の相手ではなく何かを頑張っている人物を励ましているような感じがする。
  6. get it out : 悩み・苦しみ・悲しみなどを打ち明ける、心に溜まっているものを吐き出す
  7. ※ここは *4 と全く同じ文だが、直前の歌詞が冒頭とは違うために、恋愛要素を無くして訳している。もしかしたら、誤訳になるのかもしれない。


 マーティン・ギャリックスは1996年生まれのオランダのDJ、音楽プロデューサー、アッシャーは1978年米テネシー州生まれの歌手、俳優、ダンサーです。この歌は2015年に発表されています。
 訳し始めた時は恋愛感情の高揚感を表した歌詞だと思ったのですが、途中から少し分からなくなってきました。一見恋愛感情の能天気さを歌っているように見えますが、何かに立ち向かったり目的達成に努力したりする他人や自分を励ます意図で書かれているようにも感じます。ちなみに、冒頭の二つの動画は少々品がありませんが、タオルボーイとタオルガールが最後に "ボーイミーツガール" 状態になるところが微笑ましいです。

Stay : Zedd & Alessia Cara

2017年09月18日




Waiting for the time to pass you by *1
待っている。何事も起きずに時があなたを通り過ぎるのを
Hope the winds of change will change your mind
願っている。風があなたの考えを変えてくれることを
I could give a thousand reasons why *2
何故かって? 理由ならいくらでも挙げられる
And I know you, and you've got to *3
私はあなたという人をよく知っている。そして、あなたには…

Make it on your own,
一人でやらなくちゃならない事がある
but we don't have to grow up
でも、私たち、そんなに "大人" にならなくてもいいでしょ
We can stay forever young
ずっと幼いままでいたっていいのよ
Living on my sofa, drinking rum and cola
一日じゅうこのソファにいて、ラム&コーラを飲むの
Underneath the rising sun
お日様が昇ってもね
I could give a thousand reasons why
何故かって? 理由ならいくらでも挙げられる
But you're going, and you know that *4
でもあなたは行こうとしている。私の気持ちを知りながら…

All you have to do is stay a minute
ただ、あと一分だけここにいてほしい
Just take your time *5
もっとゆっくりしていって
The clock is ticking, so stay
時計がチクタク鳴っている。だから、ここにいて
All you have to do is wait a second
ただ、あと一秒だけ待ってほしい
Your hands on mine *6
あなたの手と私の手を重ねて。あなたの時と私の時を合わせて
The clock is ticking, so stay
時計がチクタク鳴っている。だから、ここにいて

All you have to do is... uh
あなたには、ただ…
All you have to do is stay
ただ、もう少しここにいてほしい

Won't admit what I already know
分かっているのに認めたくない
I've never been the best at letting go *7
これまで何かを手放す時に上手くできたことがない
I don't wanna spend the night alone
一人で夜を過ごしたくない
Guess I need you, and I need to *8
私にはあなたが必要。そして、私自身は…

Make it on my own, but I don't wanna grow up
一人でやることが必要。でも、"大人" になんてなりたくない
We can stay forever young
私たち、ずっと幼いままだっていいでしょ
Living on my sofa, drinking rum and cola
一日じゅうこのソファにいて、ラム&コーラを飲むの
Underneath the rising sun
お日様が昇ってもね
I could give a million reasons why
何故かって? 理由ならいくらでも挙げられる
But you're going, and you know that *9
でもあなたは行こうとしている。私の気持ちを知りながら…

All you have to do is stay a minute
ただ、あと一分だけここにいてほしい
Just take your time
もっとゆっくりしていって
The clock is ticking, so stay
時計がチクタク鳴っている。だから、ここにいて
All you have to do is wait a second
ただ、あと一秒だけ待ってほしい
Your hands on mine
あなたの手と私の手を重ねて。あなたの時と私の時を合わせて
The clock is ticking, so stay
時計がチクタク鳴っている。だから、ここにいて

All you have to do is... uh
あなたは、ただ…
All you have to do is stay
ただ、ここにいるだけでいい

All you have to do is stay
ただ、ここにいるだけでいい
So stay, yeah
だから、ここにいて


All you have to do is stay a minute
ただ、あと一分だけここにいてほしい
Just take your time
もっとゆっくりしていって
The clock is ticking, so stay
時計がチクタク鳴っている。だから、ここにいて
All you have to do is wait a second
ただ、あと一秒だけ待ってほしい
Your hands on mine
あなたの手と私の手を重ねて。あなたの時と私の時を合わせて
The clock is ticking, so stay
時計がチクタク鳴っている。だから、ここにいて
All you have to do is stay
ただ、ここにいるだけでいい
Stay
ここにいて


備考
  1. pass A by : Aを無視する、見逃す、見て見ぬふりをする。Aに影響を与えない
    ※ここは「時があなたを見過ごす→時が来てもあなたは行動を起こさない」という意味だろう。
  2. give a reason : 理由を教える
  3. ※この末尾は "you've got to make it …" と次行とつながっているように見える。
  4. ※この末尾も *3 と同様に "you know that all you have to …" とつながっているのではないだろうか。
  5. take one's time : ゆっくりやる、マイペースでやる、ぐずぐずする
  6. ※ "hand" には「時計の針」という意味もあるので、ここは「互いの手を重ねる」と「互いの時計を合わせる」の両義を掛けているのかもしれない。
  7. let go : 解放する、手放す、解雇する、捨てる・諦める・忘れ去る
    ※ "letting go" は第一には「恋人との別れ」を指すのだろうが、"I've been" という過去の経験においては「人との別れ」も含めて様々なものに対して自分の執着を断ち切るのが苦手だったと言っているのではないだろうか。
  8. ※ *3,*4 と同じ。
  9. ※ *3,*4 と同じ。


 アレシア・カーラは1996年生まれのカナダのシンガーソングライター、ゼッドは1989年ロシア生まれ、ドイツ育ちのDJ、音楽プロデューサーです。この歌は2017年2月にシングル曲としてデジタル配信版で発売されています。
 関係が破綻して別れるという失恋の歌ではなさそうです。何らかの事情があって恒久的にか一時的にか別れなければならなくなった彼への思いが歌われているのでしょう。その事情が "大人" になることと関係しているようですが、詳細は謎です。


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