Mayhem

2016年10月19日

Mayhem : Imelda May




He said he didn't even hear trains let alone the few words *1
男は言う。(女の喚き声がうるさく)列車の音すら聞こえないのに
The ladies maybe sayin' about him *2
女たちが自分の事を話すわずかな言葉なんて耳に入ってこない
She freaks and tells her closest friend that she'll never love again *3
女は気が動転し、親友にもう二度と恋なんてしないと言う
But she'll never, no not ever live without him
確かに女はしないだろう。でも、それは彼なしで生きることをしないという意味で

※ Wouldn't believe it, if you seen it *4
あなたは、もし事実を知ったとしても、それを信じようとしない
Oh, Mayhem doo doo doop. Yeah, Mayhem doo doo doop *5
だから、大荒れ。辺り構わず暴力沙汰
Yeah, Mayhem doo doo doop. A lotta a Mayhem, who oh oh yeah ※ *6
そう。どこもかしこも大騒ぎと大混乱

She said he didn't mean a thing so she threw her diamond ring *7
女は言う。彼は全然大切じゃない。だから、彼女はダイヤの指輪を投げ捨てた
Out the window of a black cab in Camden *8
黒タクの窓からカムデンの通りへ
He couldn't take it, what she did, *9
女の行為に男は我慢がならず
So he threw a hissy fit and he took it out on anyone at random *10
癇癪を投げ散らした。誰彼構わず当り散らした

※~※

Dinning sound, lights spinning round, some mother's son *11
騒音が鳴り響き、照明はくるくる回る。お前も誰かの息子であるのなら
Gotta fight or got to run run run run
闘え。さもなければ、逃げろ
Run run run run run
逃げろ

Ten pints and then he start a fight and he lands himself a night *12
男は十杯も飲むと喧嘩を始める。そして、自分で自分を放り込む
In a cell wearing gray pants and bruises *13
灰色のズボンと青あざを着て、留置所で過ごす一晩へと
Twelve mates bangin' on the door, oh the back up vans galore *14
十二人の仲間たちが戸を叩いている。応援のワゴン車も大量に来る
Never saw such a street full of losers
こんなに負け犬たちで溢れ返った町は見た事がない

※~※

Mayhem doo doo doop. Yeah, mayhem doo doo doop
大荒れ。辺り構わず暴力沙汰
A lotta mayhem doo doo doop. A lotta mayhem oh yeah
どこもかしこも大騒ぎと大混乱

Oh mayhem


備考
  1. let alone ~ : ましてや~どころか、~はもちろん、~は言うまでもない、まして~なんて
    ※この行と次行は正確な意味が分からない。文末の "the few words" は省略された関係代名詞(that)で次行の節とつながっているのだろうとは思うが、"he" が具体的に何を言おうとしたのかがよく分からない。ここでは一応、恋人である "she" 以外の女関係はないと否定しているのだろうと想像して訳しているが、あまり自信はない。
  2. ※ "maybe" は副詞でこの文(あるいは節)に動詞がないことになるので、これはおそらく "may be" の間違いではないかと思う。すなわち「あなたは現実・事実を見ようとしないだろうが、仮に見たとしても」というニュアンスではないだろうか。
  3. freak : 異常に興奮する、動揺する、落ち着きを失う。薬で恐ろしい幻覚を見る、異常な行動をする
  4. ※ "if you seen it" は "if you have seen it" と「仮定法過去完了」だが、この時制は主節の "(You) wouldn't" に形式的に一致させたもので、意味は「現在の事実に反する仮定」だろうと思う。
  5. mayhem : (法律用語の)身体傷害。無差別の暴力、故意の暴力。破壊行為、騒乱、大混乱、大荒れ、騒動。
  6. a lotta = a lot of
  7. mean : 意味する。重要性を持つ、大事・大切である。~するつもりである、本気で~と言っている
  8. black cab : ロンドンの認可を受けたタクシー。運転手の資格取得は世界で最も難しいと言われる。
    Camden : ロンドン北部の町。若者に人気があり観光客も多い
  9. can't take it : 我慢できない、耐えられない
  10. hissy : かっとなること、かんしゃく
    fit : 発作、ひきつけ、痙攣。(感情・行動等の)一時的激発、興奮、高まり
  11. dinning : うるさい大きな音、やかましい雑然とした音
    ※ "some mother's son" は意味が分からない。慣用句なのか何かの援用なのかも不明。ここは想像で訳しているので間違っている可能性が高い。
  12. pint : パイント。英では570cc、米では470cc。1/8ガロンに相当。
    land : 上陸させる、着陸させる、連れて行く。(ある立場・状況に)置く、陥らせる。(攻撃などを)加える、与える。~を捕らえる、手に入れる、獲得する
  13. cell : 分割された小部屋、個室。細胞。気泡。監房、独房。蜂の巣の個室
    bruise : 打撲傷、あざ。(果物等の)傷み、変色
  14. mate : 仲間、友達、同僚。連れ合い、配偶者、(対をなす)片方
    galore : {副詞] たっぷり、豊富に


 2010年のアルバム Mayhem より。冒頭の動画にあるように、カップルの痴話喧嘩をきっかけにして男たちが大喧嘩を始め収集がつかなくなるという歌詞なのだろうと思います。ただ、よく分からない表現がいくつかあり訳文も間違っていそうなので、翻訳は参考程度にお読み下さい。

Johnny Got A Boom Boom

2015年03月20日

Johnny Got A Boom Boom : Imelda May




He got me with a hook. Those big bass notes *1
彼が私に指をかけると、低く大きな音色たちが
Thunder in my chest stuck in my throat
私の胸郭で雷鳴となり、私の喉に突き刺さる

Pulling me down like a rumble in the ground *2
地鳴りのように私を引き倒し
Crawls up from the depths with a deep down sound
太く低い音とともに奈落から這い上る

※ Johnny got a boom boom *3
ジョニーは轟き
Johnny got a bam, he got a ※ *4
ジョニーは叩く。彼は

Big bomb body, lonely neck
大きな凄い体に心細いほどの首
Swear it was a woman that he had in his grip
彼がしっかりと握っているもの、それはきっと女だ

Big vibrations, yeah, just one glance *5
心が大きく揺れる。そう、ただ一瞥で
He's gonna blow my mind *6
彼は私の理性を吹き飛ばす
He's gonna make me wanna
彼は私を欲情させる
Make me wanna, oh
彼が私を…

※~※

☆ Watch that man
彼を見つめると
See what's in his hands
彼の手の中にあるものが見える
Got no joy
だから嬉しくない
He's a big bad boy
彼は悪い男

He's gonna freak you out *7
彼は誰をもびくびくさせ
You're gonna shriek out loud *8
悲鳴を上げさせる
He's got you in his hands
誰でもみんな彼の手の内
He's gonna make you wanna
彼はあなたを欲情させる
Make you wanna, oh ☆
彼はあなたを…

※~※

☆~☆

※~※


備考
  1. get one's hooks on(in) : つかむ
    get one's hooks into : 略奪的に自分のものにする、強くつかむ、女が男を追いかけて捕まえる、人を支配する・影響力を持つ
    note : 覚書、メモ、ノート。注釈、注解。外交文書、通告書。短信、通知。楽器の音調・音色、鳥の鳴き声。
    ※この部分はおそらくコントラバスを女性と見立て擬人化しているのだろう。あるいは「私」をコントラバス、「彼」をその奏者に譬えて恋愛感情を歌っているとも受け取れる。
  2. rumble : 雷・地震・車・腹などがゴロゴロ(ガラガラ)音を立てること、轟くこと、鳴ること
  3. boom : 急速な増加・成長・発展。大流行。ブーンという反響音、唸るような轟音、轟き(声・波音・雷・太鼓等)
  4. bam : 打つ、殴る。殴打の音(バン、ドスン、ガン、ドン)
  5. vibration : 振動、霊気、行為・意見・心の動揺
  6. blow a person's mind : 興奮させる、恍惚状態にする、頭をくらくらさせる
  7. freak out : パニックに陥る、訳の分からないことをする
    freak ~ out : ~を怖がらせる、びくびくさせる
  8. shriek : 鳥が甲高い声で鳴く、人が金切り声で叫ぶ・悲鳴を上げる・甲高い声で笑う


 2008年のアルバム "Love Tattoo" より。人称代名詞の転換がよく分からない所もありますが、何となく「擬人化されたコントラバス」「それを弾く男」「彼とバスを見つめる女」の三人を描写しているように思えました。冒頭四行はコントラバスの独白、それ以降は見つめる女の独白のように感じます。「私があのコントラバスになりたい」という思いは、いつも傍に女のいる男に片思いした女の心情を比喩的に表現したものかもしれません。

Road Runner

2015年03月15日

Road Runner : Imelda May




Get up, roll up *1
起きろ。さあ、行くよ
Goin up in the world
この世界へと出て行こう
Goin round, yeah round
回ろう、そう、回ろう
Goin round in a whirl
ぐるぐる回る
Gettin by I'm fly that's movin so fast
飛ぶように通り過ぎる。とても速く
Never stop
絶対止まらない
Cause I'm having a blast
とっても楽しいから

Never slow down dk dk down down
速さは絶対緩めない。緩めない

Gettin high, gettin love
最高の気分。愛されてる感じ
Oh as good as a drug
クスリと同じくらいいい
I got a great, great feelin
すごい。すごくいい気持ち
I'm as snug as a bug *2
ぽかぽかして安らげる
I got no class
私には階級なんてない
No glass celing to break *3
壊すべきガラスの天井なんてない
Never stop
絶対止まらない
Cause I'm on the make *4
私はまだ成長の途上だから

Never slow down dk dk down down
速さは絶対緩めない。緩めない

I'm a road runner, I'm road running
私は路上の走者。道を走ってる
yeah I'm a road runner oh...
そう、路上の走者

B-B-B-Bye boo
バイバイ、ブー
Yeah I'm lookin at you
あなたを見守ってるから
Don't tie yourself to your womanly dues *5
女らしさなんてものに縛られなくていいから
You gotta run gotta run
走りなさい。ただ走りなさい
Gotta take what you can
できるものだけ手に入ればいいでしょ
Never stop
止まらないで
Oh make like a man *6
男のように振舞ってもいいの

Never slow down dk dk down down
速さは絶対緩めない。緩めない

I'm a road runner, I'm road running
私は路上の走者。道を走ってる
yeah I'm a road runner oh...
そう、路上の走者

Not too late
まだ遅くはない
Never had a watch
時計なんて持たない
That old parlait *7
こんな古臭い言葉
Tick-tickedy-tock
チクタク、チクタク
Have a go Joe or (it'll) blow in your face *8
やってみなさい、ジョー。さもないと面前でみんな風に飛んでっちゃうよ
Never stop
止まってはいけない
Its a human race *9
それが人類の競走

So Never slow down dk dk down down
速さは絶対緩めない。緩めない
Never never never never...
絶対、絶対、絶対

I'm a road runner, I'm road running
私は路上の走者。道を走ってる
yeah I'm a road runner oh...
そう、路上の走者

Never stop
絶対、止まらない


備考
  1. ※ "roll up" は「巻き上げる、丸める、包む、包囲する、車で到着する、やって来る、集まる、増える、ためる」などの意味があるが、ここでの意味はよく分からなかったので想像で訳した。
  2. snug : 居心地の良い、暖かく気持ち良い、心地良い状態にある、安楽にしている
    bug : 半翅目(カメムシ・南京虫など)、昆虫、虫、微生物、黴菌
    rug : 絨毯、毛氈、敷物
    as snug as a bug in a rug : 安全で居心地が良い、ぬくぬくとしている、ぽかぽかと快適である
  3. glass ceiling : 1980年代からアメリカで使われ始めた言葉。もともとは企業社会において女性が管理職の高位に就くことを阻む目に見えない障壁という意味だが、現在では社会におけるマイノリティの地位向上を阻む障壁という意味で使われることもある。
  4. on the make : 成功・出世・金儲けなどに夢中になって。増加・前進・向上・成長しつつある、形成の途上にある。セックス相手を求めて
  5. womanly : 良い意味で女性らしい・女性にふさわしい
    due : することになっているもの、するはずのもの、支払われるべきもの、与えられるべきもの、税金、手数料、会費、料金
  6. make : [自動詞] ~のように振舞う・みせかける・まねをする、~しようとする・し始める、~の状態になる
    like a man : 男らしく、雄々しく、潔く
  7. parlait : 仏語。parler の直説法半過去第三人称単数形。parler = 話す
  8. have a go : あることを試みる、やってみる
    Joe : ジョー(男性名)。男、人、やつ、米国の兵士、~を代表する典型的な米国人男性
    blow up in on's face : 計画などが急にだめになる
  9. the human race : 人類
    ※ここでは不定冠詞 a が使われているため、race に「競走、競争」の意味を掛けている様に見えるが、よく分からない。


 イメルダ・メイは1974年、アイルランド・ダブリン生まれのシンガーソングライターです。ロカビリー、ジャズ、ブルース等のジャンルを中心として活動しています。この歌は2010年のアルバム Mayhem の特別盤 "More Mayhem" に収録されています。
 歌詞に抽象的な言葉が多いので翻訳は細かいところが間違っているような気がします。それでも、聞いていると勇気づけられる感じが伝わってきます。


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