Locked Out Of Heaven

2017年02月13日

Locked Out Of Heaven : Bruno Mars




Never had much faith in love or miracles *1
"愛" や "奇跡" を信じたことなんてない
Never wanna put my heart on the line *2
自分の心を危ない何かに賭けたりしたくない
But swimming in your water is something spiritual *3
でも、きみの水の中で泳ぐのは、何か神聖な感じがするんだ
I'm born again every time you spend the night *4
きみと夜を過ごす度に、僕は生まれ変わる

※ 'Cause your sex takes me to paradise *5
なぜって、きみとのセックスは僕を楽園へ連れて行くから
Yeah, your sex takes me to paradise
きみは僕を桃源郷に導くんだ
And it shows, yeah, yeah, yeah *6
ほら、分かるだろ?

'Cause you make me feel like I've been locked out of heaven *7
きみといると、これまで僕は天国から閉め出されてた感じがするから
For too long, for too long ※
長い間、ずっと

You bring me to my knees, you make me testify *8
きみは僕を跪かせ、服従させる。誓わせる。白状させる
You can make a sinner change his ways *9
きみだったら、どんな罪びとでも改心させられるよ
Open up your gates 'cause I can't wait to see the light
その "門" を開けてくれ。早く "光" を見たい。待ち切れないよ
And right there is where I wanna stay
そこだけが僕がいたい所なんだ

※~※

Can I just stay here?
まだここにいていいかい?
Spend the rest of my days here? *10
残された日々をここで過ごしていいかい?

'Cause you make me feel like I've been locked out of heaven
きっと僕はこれまで天国から閉め出されていたんだ
For too long, for too long
とても長い間


備考
  1. have faith in : ~を信用・信頼する、~を信じている
  2. put ~ on the line : ~を危険にさらす、~を危険のあるチャンスに賭ける、危険を承知で思い切ってやってみる(この場合の line は "安全と危険、成功と失敗、こちらとあちら…等の境界線" を指す)
  3. spiritual : 精神の、霊的な、魂の、霊魂の、心霊の、宗教上の、神聖な、気高い、超俗的な
    ※ "water" は、女性器が濡れることとキリスト教の洗礼の両義なのだろう。
  4. spend the night with ~ : ~と一夜を共にする(セックスの婉曲表現)
    ※洗礼は、神の名によって人間の罪が許され新たな被造物として再生される儀式である。
  5. paradise : 極楽、楽園、エデンの園、至福の地、桃源郷、理想郷、天国
  6. … and it shows : ~であることが一目瞭然だ
  7. ※こんな天にも昇るような感覚を与えてくれたのはきみが初めてだと言っているのだろう。
  8. bring ~ to one's knees : ~を屈服・服従させる
    testify : 証言する、おごそかに宣言する、宣誓証言する、公然と宣言・告白・承認する
  9. この "sinner" と "his" は特定の誰かではなく一般論として "どんな罪人でも" という意味合いで使われている。ちなみに "sin" は法的な犯罪ではなく、宗教的あるいは道徳的な罪を指す言葉。
  10. ※ "rest of my days" は余命を示唆し、*1 の "love or miracles" も併せて、単に刹那的なセックスの快楽を描くにしては大げさな感じがする。全体の雰囲気として、おそらく下世話な感じではなく、"永遠の愛" や "高貴な精神性" がイメージされる歌詞なのではないだろうか。


 2012年のアルバム "Unorthodox Jukebox" より。Wikipedia によれば、ハワイで生まれ育ったブルーノ・マーズは、父親がプエルトリコ人とヨーロッパ系ユダヤ人の混血、母親がフィリピンからハワイに来た移民だそうです。プエルトリコとフィリピンではカトリック教徒が多いため、ブルーノ・マーズもカトリックを信仰している可能性は高いと思います。個人的には、宗教的な高揚感・幸福感と恋愛や性愛の恍惚感を同格に扱う感覚は大らかで好きですが、厳格なカトリックの教えでは許されないことなのではないかと思います。したがって、彼はそれほど熱心なカトリック教徒ではないのでしょう。

Count On Me

2016年10月28日

Count On Me : Bruno Mars




If you ever find yourself stuck in the middle of the sea *1
もし君が大海原で途方に暮れるような事があれば、いつでも
I'll sail the world to find you
僕が世界中を航海し君を見つける
If you ever find yourself lost in the dark and you can't see
もし君が暗闇に迷い何も見えなくなるような事があれば、いつでも
I'll be the light to guide you
僕が灯りになって君を案内する

Find out what we're made of *2
僕らがどんな人間かっていう事が
When we are called to help our friends in need *3
困っている友達から助けを求められた時にこそ分かるんだ

※ You can count on me like 1, 2, 3 *4
僕を頼りにしていいんだよ。一、二、三って数えてごらん
I'll be there
そしたら、僕はそこに行くよ
And I know when I need it
そして、僕が困った時には
I can count on you like 4, 3, 2
きっと君を頼りにできる。四、三、二って数えたら
And you'll be there
君がここに来てくれる
'Cause that's what friends are supposed to do ※ *5
友達ってそういうものだろ

If you're tossin' and you're turnin' and you just can't fall asleep *6
もし君が寝返りばかり打ってなかなか眠れなかったら
I'll sing a song beside you
僕が君の側で歌を歌うよ
And if you ever forget how much you really mean to me *7
君が僕にとってとても大切な存在だという事をもし君が忘れてしまいそうだったら
Every day I will remind you *8
毎日毎日、君に思い出させてあげる

Find out what we're made of
僕らがどんな人間かっていう事が
When we are called to help our friends in need
困っている友達から助けを求められた時にこそ分かるんだ

※~※

You'll always have my shoulder when you cry *9
泣きたい時にはいつだってこの肩を貸すよ
I'll never let go, never say goodbye *10
この手は絶対に放さない。さよならは言わない
You know
知ってるよね
※~※

You can count on me 'cause I can count on you
僕を頼りにしていいんだよ。僕も君を頼りにできるんだから


備考
  1. find oneself : (気がつくとある場所・状態)にいる、ある
    stick-studk-stuck : 突き刺す、刺し込む、はめ込む、刺して留める。置く、据える、貼る、貼り付ける。動けなくさせる、立ち往生させる。困らせる、途方に暮れさせる。
    ※ "ever" の本来の意味は "at any time いつであろうと、いかなる時であろうと" であり、過去・現在・未来いずれの意味でも使用できる。
  2. ※この一文は文頭の "We" が省略されているのだと思う。
    find out : 見つけ出す、探し出す、看破する、あばく、本性・意図を見抜く、分かる、気づく、確かめる、確認する
    be made of ~ : ~(材料)で出来ている、~で作られている
    ※ "what ~ be made of" は「~が何で作られているか」だが、慣用的に、「実力、能力、底力、根性、勇気、性格、本性」などの意味を込めて使われるらしい。例えば "Show them what you’re made of. : お前の底力を見せてやれ。" など。
  3. need : 必要。要求。困難な状況、危急の時。貧困、困窮、窮乏。
  4. count : 数え上げる、数える、計算する。数を順に言う、唱える。~を勘定(数)に入れる、考慮に入れる、含める。
    count on : ~を当てにする、~を頼りにする、~に期待する
    ※「頼る」の "count on" と「数える」の "count" を掛詞として使っている。
  5. suppose : 仮定する。仮に~とすれば。~してみたらどうですか。~と思う、信ずる、考える。
    be supposed to do : することになっている、するべきである
  6. toss and turn : 何度も寝返りを打つ
    just : [強調] ほんとに、実に、実際に、まったく、どうしても(※ここでは can't を強調している)
  7. mean to ~ : ~にとって重要性を持つ、~にとって意味を持つ
  8. remind : ~に思い出させる、思い起こさせる、気づかせる、注意する
  9. a shoulder to cry on : 悩みを聞いてくれる人、愚痴を聞いてくれる相手、困った時頼りになる人、悩んでいる人に対する思いやり
  10. let go : 自制心を失う、はめをはずす。(つかんでいる)手を放す。解放する、自由にする。解雇する。忘れてしまう、捨て去る。面倒を見ない、放置する


 2010年のデビューアルバム "Doo-Wops & Hooligans" より。

Liquor Store Blues

2016年05月08日

Liquor Store Blues : Bruno Mars ft. Damian Marley




Standing at this liquor store, whiskey coming through my pores *1
酒屋で立ち飲みしてるんだ。ウィスキーが毛穴から滲み出るくらいに
Feeling like I run this whole block *2
1ブロックまるまる走ったような気分だ
Lotto tickets and cheap beer, that's why you can catch me here
宝くじと安いビール。これがあるから、いつだって俺はここにいる
Tryna scratch my way up to the top *3
くじを引っかいて、いつかてっぺんに昇るんだ

※ Cause my job's got me going nowhere, so I ain't got a thing to lose *4
今の仕事じゃ、どこにも行けやしない。失うものも無いどん底さ
Take me to a place where I don't care *5
もう、どこへでも連れてけって感じさ
This is me and my liquor store blues
これが俺。そして、俺の酒屋ブルーズ
I'll take one shot for my pain, one drag for my sorrow
この痛みのために一杯飲む。この悲しみのために一服やる
Get messed up today, I'll be okay tomorrow *6
今日はしくじったけど、明日はきっと上手く行くさ
One shot for my pain, one drag for my sorrow
一杯はこの痛みのために。一服はこの悲しみのために
Get messed up today, I'll be okay tomorrow ※
今日は散々だったけど、明日はきっと大丈夫さ

Me and my guitar tonight singing to the city lights
俺はこのギターで今夜も歌う。街の灯りに向かって
Tryna live on more than what I got *7
生きるためにもっと稼がないと
Cause 68 cent just ain't gonna pay the rent so
68セントじゃ家賃も払えやしない
I'll be out here til they call the cops
だから、警察呼ばれるまで、ここにいるぜ

※~※

Here come Junior Gong, I'm flying high like superman *8
さあジュニア・ゴングのお出ましだ。スーパーマンみたいに空だって飛べるぜ
And thinking that I run the whole block *9
この町は俺が仕切ってるんだ
I dunno if it's just because pineapple kush between my jaws *10
そりゃ、ただパイナップルクシュを銜えてるせいかもしれねえが
Has got me feeling like I'm on top
気分が最高なんだ
Feeling like I would stand up to de cops *11
おまわりにだって刃向かえそうな気がするよ
And stand up to de bigga heads becaw de whole ah de ah saps *12
お偉い連中にだって刃向かうぜ。だって、奴ら馬鹿ばっかだから
All de talk dem a talk and dem fly make nah drop *13
奴らは口ばっかりで何もしねえ。自分らだけ高く飛んで、下々には何も落とさねえ
Nuff ghetto youth cannot escape de trap *14
ふざけるな。貧民街の若い連中はこの罠から逃げられねえんだ

Give me this one shot for my pain, one drag for my sorrow
もう一杯くれ、この痛みのために。もう一服くれ、この悲しみのために
Get messed up today, I'll be okay tomorrow
今日はしくじったけど、明日はきっと上手くいくさ
One shot for my pain, one drag for my sorrow
この痛みにもう一杯。この悲しみにもう一服
Get messed up today, I'll be okay tomorrow
今日は散々だったけど、明日はきっと大丈夫さ


備考
  1. pore : (皮膚・葉の)小孔、毛穴、気孔
  2. ※ "run" は前後の文脈から普通に「走る」と訳したが、*9 の意味もあるので「この町の顔役になった気分だ」と訳す方がいいのかもしれない。
  3. tryna = trying to
  4. ain't got = have not got = do not have
  5. I don't care. : どうでもいいよ。何でもいいよ。俺には関係ない。
  6. messed up : 滅茶苦茶だ。混乱している。失敗した、しくじった
  7. live on : (~を拠り所として)暮らす、(~を糧として)生きる
  8. Junior Gong : ダミアン・マーリーの渾名。
  9. run : (その土地において)権力を振るっている、顔が広い
  10. dunno = don't know
    kush : 大麻の高級品種
    pineapple kush : 大麻のブレンド品種の一つ
    jaws : (あご・歯を含めた)口、口部、獰猛な動物の口
  11. stand up to : 恐れずに立ち向かう、抵抗する、~を拒否する、~に耐える、~に持ちこたえる
    de = the
  12. bigga = bigger
    bigga heads : (組織の)上層部、上司、上役、お偉いさん
    becaw de whole ah de ah saps = because a whole lotta them is saps
    sap : ばか、まぬけ、あほ
  13. All de talk dem a talk = All the talk them are talk
    nah = no
    drop : (物資の)空中投下
    ※この一行は意味が分からないので想像で訳している為、間違っている可能性が高い。
  14. nuff = enough : [副詞] 十分に、全く、すっかり、甚だ、まずまず、どうやら。(感嘆詞で Enough! だとすると「たくさんだ、もう十分だ、もういい」の意味)


 ブルーノ・マーズは1985年生まれ、米ハワイ州出身のシンガー・ソングライターです。ダミアン・マーリーは1978年生まれのジャマイカのレゲエDJで、父親はボブ・マーリーです。この歌は、マーズの2010年のデビューアルバム "Doo-Wops & Hooligans" に収録されています。



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