Bad Boy

2012年12月29日

Bad Boy : Cascada




Remember the feelings, remember the day
あの気持ちを覚えていて。あの日を忘れないで
My stone heart was breaking, my love ran away
私の硬い心は砕け、私の愛は逃げ去った
This moment, I knew I would be someone else
その時、私は何か別のものになったのよ
My love turned around and I fell
愛が転覆し、私は落ちてしまった

※ Be my bad boy, be my man
私の悪い子でいて。情夫でいて
Be my weekend lover, but don't be my friend
週末の愛人でいて。でも、友達ではいないで
You can be my bad boy, but understand
あなたは私の悪い子ではいられる。でも分かってね
That I don't need you in my life again ※
私の人生にもうあなたは必要ないの

Would you be my bad boy, be my man
私の悪い子でいてくれる? 情夫でいてくれる?
Be my weekend lover, but don't be my friend
週末の愛人でいてくれる? でも、友達ではいないでね
You can be my bad boy, but understand
あなたは私の悪い子ではいられる。でも、分かってね
That I don't need you again
私にはあなたは必要ないのよ
No, I don't need you again
そう。もう必要ないの

Bad boy
悪い子

You once made this promise to stay by my side
約束したよね。私のそばにいるって
But after some time, you just pushed me aside
でも時がたって、あなたは私を脇へ追いやった
You never thought that a girl could be strong
女が強くなれるなんて思ったことないでしょ
Now, I'll show you, how to go on
だから私が見せてあげる。どんなことになるか

※ ~ ※

Won't you be my bad boy, be my man
私の悪い子でいてくれない? 情夫でいてくれない?
Be my weekend lover, but don't be my friend
週末の愛人でいてくれない? でも、友達ではいないでね
You can be my bad boy, but understand
あなたは私の悪い子ではいられる。でも、分かってね
That I don't need you again
私にはあなたは必要ないのよ
No, I don't need you again
そう。もう要らないの


 2007年のアルバム Everytime We Touch に収録。
 年下の男との不倫というイメージが浮かびますがどうなのでしょうか?「あんたがその気なら、私もあんたを遊びの相手と割り切るから」と言いながらも無理に強がっている感じがします。間違っているかもしれません。とりあえずノリのいい曲が好きです。
 冒頭の remember という単語は辞書には「覚えている、思い出す」とあります。これが「忘れないでずっと覚えている」と「忘れていた事を思い出す」だとすると、両者には大きな違いがあると思いネットで調べたのですが、結局よくは分かりませんでした。「思い出す」には recall, remind 等の単語もあるので、おそらく remember は「記憶=顕在意識に留めておく」という語感が強いのだろうと判断し、一応この歌詞の訳文では「覚えておく」という意味の日本語を使いました。通常は文脈で判断がつくのでしょうが、この歌詞では「あの日を思い出して」でも成り立つようで少し自信がありません。
 それにしても、覚えていると思い出すを同一の単語に当てる英米人の思考の論理がよく理解できません。ところが、古語の「おぼゆ」を調べると「思われる、思い出される、知覚する、思い出す、記憶している」とあって、日本語も同じようなものかと驚きました。現代語では「覚える」「覚えている」「思い出す」を(前二者はある程度)区別しますが昔はそうではなかったのでしょうか。日本語すらよく分からなくなりました。


Everytime We Touch

2011年12月16日

Everytime We Touch : Cascada




I still hear your voice when you sleep next to me
いつでもあなたの声が聞こえる。あなたが私の傍らで眠る時も
I still feel your touch in my dreams
いつでもあなたに触れているのが感じられる。夢の中でも
Forgive me my weakness, but I don't know why
私の弱さを許してね。なぜだか分からないけれど
Without you it's hard to survive
あなたなしでは、私は生き抜けない

'Cause everytime we touch, I get this feeling
だって触れ合うたびに、そう感じるの
And everytime we kiss, I swear I could fly
キスするたびに、空だって飛べそう
Can't you feel my heart beat fast?
私の高鳴る心の鼓動を感じない?
I want this to last
これがずっと続いて欲しい
I need you by my side
私のそばにはあなたが必要
'Cause everytime we touch, I feel the static *1
だって触れ合うたびに、これが変わることのないものだと感じるの
And everytime we kiss, I reach for the sky
キスするたびに、天にも届きそう
Can't you hear my heart beat so?
私の胸の高鳴りが聞こえない?
I can't let you go
あなたを放せない
I want you in my life
私の命があなたを欲している

Your arms are my castle, your heart is my sky
あなたの両腕は私のお城。あなたの胸は私の空
They wipe away tears that I cry
それらが私の涙を拭い去ってくれる
The good and the bad times, we've been through them all *2
良い時も悪い時も、全部二人で切り抜けてきた
You make me rise when I fall *3
私が倒れるとあなたが立ち上がらせてくれる

'Cause everytime we touch, I get this feeling
触れ合うたびにそう感じるの
And everytime we kiss I swear I could fly
キスするたびに思うの。きっと空だって飛べる
Can't you feel my heart beat fast?
私の胸の鼓動を感じない?
I want this to last
これが永遠に続いて欲しい
I need you by my side
あなたが必要なの。私の傍に

'Cause everytime we touch, I feel the static
触れ合うたびに感じるの。これが永遠のものだと
And everytime we kiss, I reach for the sky
キスするたびに天にも昇りそう
Can't you hear my heart beat so?
私の胸の高鳴りが聞こえない?
I can't let you go
あなたを放せない
I want you in my life
私の生命があなたを欲している



備考
  1. static : 静的な、静止の、ほとんど変化しない、動きのない
  2. through : (終了・完了・経験)~を終えて、完了して、経験して、通り抜けて、切り抜けて
  3. rise : [自] 上がる、立つ
    raise : [他] 上げる、高める、立たせる


 2006年の同名のアルバムに収録。サビの部分は Maggie Reilly という歌手の同名曲のカバーだそうです。
 訳していて気恥ずかしいような歌詞でもあり、説明するほどの内容もないとも言えますが、人は一人では生き難いということを実感させられる歌です。いい歌だと思います。
 

Because The Night

2011年10月07日

Because The Night : Cascada




Take me now baby here as I am *1
さあ抱いて。私はここよ
Pull me close, try and understand
引き寄せて。そして分かって
Desire is hunger is the fire I breathe
欲望は飢餓。私の息吹の火だと
Love is a banquet on which we feed *2
愛は私たちの生きる糧だと

Come on now try and understand
あなたに分かって欲しい
The way I feel when I'm in your hands
あなたの手の中で私がどんな風に感じるかを
Take my hand come undercover *3
私の手を取って。密かに来て
They can't hurt you now
今は誰もあなたを傷つけることはできない
Can't hurt you now, can't hurt you now
誰もあなたを傷つけられない。今は

Because the night belongs to lovers
なぜなら夜は恋人たちのものだから
Because the night belongs to lust *4
なぜなら夜は情欲のものだから
Because the night belongs to lovers
なぜなら夜は恋人たちのものだから
Because the night belongs to us
なぜなら夜は私たちのものだから

Have I doubt when I'm alone
一人でいると私も疑い深くなるかもしれない
Love is a ring, the telephone
愛はベルの音、電話の音
Love is an angel disguised as lust *5
愛は情欲に偽装した天使
Here in our bed until the morning comes
このベッドで朝が来るまで

Come on now try and understand
来て。そして理解して
The way I feel under your command *6
あなたに支配される私がどのように感じるか
Take my hand as the sun descends *7
私の手を取って。日は落ちたのだから
They can't touch you now
誰もあなたに触れることはできない
Can't touch you now, can't touch you now
今は誰もあなたに触れることはできない

Because the night belongs to lovers
なぜなら夜は恋人たちのものだから
Because the night belongs to lust
なぜなら夜は情欲のものだから
Because the night belongs to lovers
なぜなら夜は恋人たちのものだから
Because the night belongs to us
なぜなら夜は私たちのものだから

With love we sleep
愛と共に私たちは眠る
With doubt the vicious circle *8
疑念は悪く回り続ける
Turn and burns *9
反転し焼かれる
Without you I cannot live
あなた無しでは生きられない
Forgive, the yearning burning *10
許して。この熱望の燃焼を
I believe it's time, too real to feel
私は信じる。今この時を。あまりに生々しくて、実感はできないけれど
So touch me now, touch me now, touch me now
だから、私に触れて。今だけは

Because the night belongs to lovers
なぜなら夜は恋人たちのものだから
Because the night belongs to lust
なぜなら夜は情欲のものだから
Because the night belongs to lovers
なぜなら夜は恋人たちのものだから
Because the night belongs to us
なぜなら夜は私たちのものだから

Because tonight there are two lovers
なぜなら今夜は二人ここにいるのだから
If we believe in the night we trust *11
私たちがゆだねるこの夜を、私たちが信じさえすれば
Because tonight there are two lovers
なぜなら今夜は二人ここにいるのだから


備考
  1. Here I am. : ただいま。さあ、着いた。
    as it is : [文末にある場合] 現実のまま(の)、あるがままの(に)
  2. banquet : (正式の)宴会、晩餐会、ごちそう
    feed on : 鳥獣が~を餌にする、~で生きている、~を常食にする、~によって育まれる
  3. undercover : [形] 秘密に行なわれている、諜報活動(秘密活動)に従事している、おとり(隠密)捜査の
  4. lust : 抑えがたい強い欲望、切望、渇望、色情、肉欲、煩悩
  5. disguise : 変装する、偽装する、偽る、おおう、隠蔽する
  6. command : 命令、号令、指令、指揮、支配、制御
  7. descend : 下る、降りる、雲・霧が低くなる、系統を引く、遺伝(世襲)で伝わる、身を落とす
  8. vicious : 悪徳の、不道徳な、誤りのある、欠点のある
    vicious circle : 悪循環。循環論法、循環定義
  9. turn and burn : 戦闘機・爆撃機が最後の攻撃を終え急旋回し帰還すること。
  10. yearning : あこがれの、思慕の、熱望の
  11. trust : 信頼する、安心して人に~させられる、固く信ずる、大事なものを預ける、ゆだねる


 カスケーダはドイツの3人組ユニット(ボーカルと2人のプロデューサー)だそうです。オリジナルはパティ・スミスの1978年のヒット曲です。掲載した歌詞もオリジナルのもので、カスケーダの歌は3番が省略されています。
 夜、夜としつこく綴る歌詞は、逆にこの二人の昼の世界を想像させます。法律や社会制度、敵対的な人間関係などさまざまな抑圧から解放されるために夜は存在すると歌っているように見えます。
 私はパティ・スミスの声や歌い方はあまり好きではありません。が、この歌詞の業の深さは彼女の歌声の方がよりよく伝わってくるようにも思えるので、ここに紹介しておきましょう。






 ところで、この歌の作曲者はブルース・スプリングスティーンです。歌詞は、スプリングスティーンが書いていたものにパティ・スミスが女性視点になるように手を加えて録音したそうです。彼はこの歌をスタジオ・アルバムには収録していませんがライブでは時折歌い、歌詞はその都度細部が変わったバージョンがあるそうです。

Because The Night : Bruce Springsteen




Take me now baby here as I am
抱いてくれ。俺はここだ
Hold me close, try and understand
もっと近づいて。分かってほしい
I work all day out in the hot sun
俺は焼けつく陽の下で一日中働いてる
I break my back till the evening comes
日が沈むまで懸命に

Come on now try and understand
さあ来てくれ。そして分かってくれ
I work all day busting for the man
終日破裂しそうになるまで働く。雇い主のためさ
Daylights gone, take me under your cover
日の光は去った。お前の庇護の下へ入れてくれ
They can't hurt us now
今は誰も俺たちを傷つけられない
Can't hurt us now, can't hurt us now
今は誰も

Because the night belongs to lovers
なぜなら夜は恋人たちのものだから
Because the night belongs to lust
夜は情欲のものだから
Because the night belongs to lovers
夜は恋人たちのものだから
Because the night belongs to us
夜は俺たちのものだから

What I got I have earned
稼いだ分は手に入れられるが
What I'm not baby I have learned
学んだことを生かす者にはなれない
Your love is like an angel, comes at dusk
お前の愛は夕暮れに訪れる天使のようだ
Stay in my bed 'till the morning comes
このベッドに朝までいてくれ
Come on now try and understand
さあ、来て。そして分かってくれ
The way I feel when I'm in your hands
お前の手の中で俺がどんな風に感じるのかを
Daylight comes, take me under you cover
日が昇るまで、俺を覆い隠してくれ
They can't hurt us now
今は誰も俺たちを傷つけられない
Can't hurt me now, can't hurt you now
今は誰も

Because the night belongs to lovers
なぜなら夜は恋人たちのものだから
Because the night belongs to lust
夜は情欲のものだから
Because the night belongs to lovers
夜は恋人たちのものだから
Because the night belongs to us
夜は俺たちのものだから

With love we seed
俺たちは愛の種をまくが
The doubt, the vicious circle
疑いの循環論法も
Turns and burns
回り続け、焼かれ続ける
Without you I cannot live
お前なしでは生きられない
Forgive me now
今は許してくれ
The time has come to take this moment on
今しかない。この刹那しかないんだ
They can't hurt us now, they can't hurt us now
今は誰も俺たちを傷つけられない

Because the night belongs to lovers
なぜなら夜は恋人たちのものだから


 上記の歌詞はライブアルバム『The "Live" 1975-1985』にある歌詞とは若干違いますが、全体の趣旨に変わりはありません。
 パティ・スミスの歌詞と比べるとスプリングスティーンの歌詞は、単純、即物的、愚痴っぽい、という感じがします。そして、スプリングスティーンが弱く防衛的であるのに対し、スミスが強く攻撃的であるように私には見えます。男と女の本質が表れているのか、それとも彼らの個性によるものかは、判断がつきません。



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