Cordell

2013年04月07日

Cordell : The Cranberries




Though once you ruled my mind, I thought you'd always be there. *1
かつて私はあなたの影響を受けた。あなたがずっとここにいると思っていた
And I'll always hold on to your face. *2
そして、ずっとあなたの顔を見ていられると
But everything changes in time, and the answers are not always fair. *3
でも、時はすべてを変える。答がいつも公平だとは限らない
And I hope you've gone to a better place.
私は願う。あなたがより良き場所へ行ったのだと

Cordell, time will tell, they say that you've past away, *4
コーデル。みんなが言う。時が経てば分かる。あなた過ぎ去ってしまったんだと
And I hope you've gone to a better place.
私は願う。あなたがより良き場所へ行ったのだと
Time will tell, time will tell, they say that you've past away,
時が経てば分かる。時が経てば分かる。みんなが言う。あなたは過ぎ去ってしまったんだと
And I know that you've gone to a better place.
私には分かる。あなたがより良き場所へ行ったのだと

Cordell, Cordell
コーデル、コーデル

Your lover and baby will cry, but your presence will always remain, *5
あなたの愛する人たちが泣くだろう。そしてそこにあなたもずっと存在し続けるだろう
Is this how it was meant to be? *6
それが運命だったとは、いったいどういうことだろう?
You meant something more to me than what many people will see, *7
あなたは私にとって特別な存在だった。他の多くの人々にとってよりも
And to hell with the endless dream. *8
本当に。終わりのない夢とともに

Cordell, time will tell, they say that you've past away,
コーデル。みんなが言う。時が経てば分かる。あなた過ぎ去ってしまったんだと
And I hope you've gone to a better place.
私は願う。あなたがより良き場所へ行ったのだと
Time will tell, time will tell, we all will depart and decay, *9
時が経てば分かる。時が経てば分かる。私たちはみないずれは死に、朽ちるのだ
And we all will return to a better place.
そして、私たちはみなより良き場所へと戻るのだ

Cordell, Cordell
コーデル、コーデル


備考
  1. rule : 支配・統治する、指図・命令する、導く、~を左右する、思いのままにする
  2. hold on to : すがりつく、しがみつく、手離さない、預かる、つなぎ止める、持ち続ける
  3. fair : 公平、公正、正当、適正
  4. Cordell : Denny Cordell(1943-1995)。イギリスのレコードプロデューサー。
    time will tell : 時が経てばわかる
    pass away : 過ぎ去る、去る、終わる、死ぬ
  5. presence : あること、存在、出席、同席、人前、面前
  6. mean : 示す、~という結果になる、~の前兆である
    meant to be : 運命付けられている、~する(なる)ものとなっている
    ※直訳すると「この状況が本来あるべきものであったのだろうか」となる。
  7. mean : 意味する、表す、~の重要性(意味)を持つ、~を意図する
    ※直訳すると「あなたは私にとって、他の多くの人々に見えるであろうよりも、より大きな意味を持つ存在だった」となる。
  8. to hell : 本当に、ぜひとも
  9. depart : 出発する、去る、話の本筋からはずれる、死去する
    decay : 腐る、腐敗する、朽ちる、衰える、衰弱する、堕落する


 1996年のアルバム To the Faithful Departed より。デニー・コーデルはクランベリーズのデビュー時からそのレコード制作に関わっていた人物で、悪性リンパ腫により51歳で早世したそうです。

Just My Imagination

2013年03月18日

Just My Imagination : The Cranberries




There was a game we used to play
あの頃の遊び。私たちがいつもやってた
We would hit the town on Friday night *1
私たちはよく街に出かけた。金曜の夜に
And stay in bed until Sunday
そしてずっとベッドにいた。日曜まで
We used to be so free
私たちはいつもそんな風に自由だった
We were living for the love we had and
私たちは「いつも愛があること」を求めて生きていた
Living not for reality *2
真実を求めてはいなかった

Just my imagination, just my imagination, just my imagination, it was
ただの私の想像。ただの私の想像。あれは、ただの私の想像だった

That was a time I used to pray
あの頃の時間。私はいつも祈ってた
I have always kept my faith in love *3
私はいつも疑うことなく愛を信じてきた
It's the greatest thing from the man above *4
愛は最も偉大なもの。天上の神からもたらされた
The game I used to play
私がよくやってた遊び
I've always put my cards upon the table
私はずっとテーブルにカードを置き続けてきた
Never be said that I'd be unstable *5
情緒不安定だなどと言われないように

Just my imagination, just my imagination, just my imagination, it was
ただの私の想像。ただの私の想像。あれは、ただの私の想像だった

There is a game I like to play
今の遊び。私のお気に入り
I like to hit the town on Friday night
私が好きなのは、街に出かけること。金曜の夜に
And stay in bed until Sunday
そしてベッドにいること。日曜までずっと
We'll always be this free
私たちはずっとこんな風に自由でいるだろう
We will be living for the love we have
私たちは「いつも愛があること」を求めて生きるだろう
Living not for reality
真実を求めはしないだろう

It's not my imagination, it's not my imagination, it's not my imagination, it was
それは私の想像じゃない。それは私の想像じゃない。それは私の想像じゃない。それは
Not my, not my, …
私のじゃなかった。私のじゃない

My imagination, my imagination
私の想像。私の想像


備考
  1. hit the town : 街へ行って楽しむ
  2. reality : 現実、真実、事実、本質。本質的に真正である、外見と実際が一致している。
  3. faith : 信頼、信用、信仰、信心、自信、確信、信念、信条、教義、義務、誓約、遵守、信義。初めから疑いを持たない、根拠・理由を度外視した信頼。
  4. above : より上に、より高く
    ※ the man above はおそらく「人間より高次の存在=神」を示すのだと思うが、慣用的な言葉かどうかは分からない。
  5. unstable : じっとしていない、安定性のない、変わりやすい、情緒不安定な


 1999年のアルバム Bury The Hatchet より。
 この歌詞を機械的に分析してみると意外と規則正しく書かれているように見えます。まず、時制について見ると、第一連が過去形、第二連が過去形と現在完了形すなわち過去から現在への継続、第三連が現在形と未来形となっており、全体が過去から未来へと進行する形式になっています。そして、人称代名詞に注意を向けると、第一連が we, 第二連が I, そして第三連のうち現在が I, 未来が we となっています。
 これを総合すると、過去には「私たち」、ある時期から現在までが「私」、そして未来がまた「私たち」となります。これをどう解釈するかは人によって違うかもしれません。ここから先は完全な推測です。「私」には愛し合っていると思っていた恋人がいたが、「私」の愛と彼のそれとは違うのではないかという不安を抱き始め結局別れることになる。一人になった「私」はまた彼と一緒になることを願っている。そして「私」は、どこまでが自分の想像だったのか、どこからが想像でなくなったのか、自分の想像はどのように現実に影響を与えたのか、これからどのように想像をすべきなのかなどと自問を続けている。……何となくこんな風に感じましたが、タイトルの my imagination をどう解釈すべきなのか、まだ納得のいく説明を思いつきません。

You And Me / Never Grow Old

2013年03月06日

You And Me : The Cranberries




I'm not going out tonight 'cos I don't want to go
今夜は出かけない。外に行きたいとは思わないから
I am staying at home tonight 'cos I don't want to know
今夜は家にいる。外を知りたいとは思わないから
You revealed a world to me and I would never be *1
あなたは世界の意味を明かしてくれた。そして、私はもう
Dwelling in such happiness, your gift of purity *2
あんな幸福にとどまってはいない。これが、あなたがくれた純粋な贈り物

Aahh, you and me it will always be *3
あなたと私はどんな時も
You and me Forever be *4
あなたと私はいつまでも
Eternally it will always be you and me *5
いつまでもずっと変わらずにあり続ける。あなたと私

Taylor, Taylor, Taylor, Taylor *6
テイラー、テイラー、テイラー、テイラー

I don't pay attention to the ones who never cared *7
誰も、優しくしてくれない人に優しくしたりなんかしない
Find your own direction 'cos there's sweetness in the air *8
あなた自身の道を見つけなさい。あたりは優しさに満ちているのだから
You will be the world to me and I will always be
あなたは私にとっての世界そのものになるだろう。そして私はずっと
Dwelling in this happiness, your gift of purity
この幸福にとどまるだろう。これが、あなたがくれた純粋な贈り物

Aahh, you and me will always be
あなたと私はどんな時も
You and me Forever be
あなたと私はいつまでも
Eternally will always be you and me
いつまでもずっと変わらずにあり続ける。あなたと私

Always be You and me
どんな時もあなたと私は
Forever be, Eternally
いつまでもずっと変わらずに
It will always be You and me
どんな時もあなたと私であり続ける
Forever be, Eternally
永久に、永遠に

Taylor, Taylor
テイラー、テイラー


備考
  1. reveal : 秘密等を明かす、知らせる、暴く、暴露する、見えなかったものを見えるようにする、見せる、神が啓示する、超自然的なものも含め未知のものを明らかにする
  2. dwell : 住む、居住する、ある状態で暮らす、心に存在する・残っている
    ※古英語 dwellan : ぐずぐずする→とどまる→住む
    ※ such happiness は「外にある世界」を指しているように見える。
  3. always : いつも、常に、昔から、いつまでも、ずっと、永久に、いつでも、どんな時でも、始終、絶えず
  4. forever : 永遠に、永久に
    ever : いつも、常に、絶えず、いつまでも変わらず、永久に
  5. eternal : 永遠の、永久の、初めも終わりもない、無限の、不滅の、不変の
  6. Taylor : 1994年に生まれたドロレス・オリオーダンの長男の名
  7. attention : 注意、注目、世話、配慮、丁重さ、親切、好意、丁重(親切)な好意、やさしいふるまい、よけいなお世話
    pay attention to : ~に注意を払う
    care : 気遣う、心配する、案じる、思いやる、親身になる、親切にする、世話をする、面倒を見る
  8. direction : 方角、方向、道、道順、思想・行動傾向、生きる指針・目標、指揮・命令・指示・指図、監督・演出
    sweetness : 甘さ、甘味、芳香、新鮮、音・声の美しさ(甘美さ)、優しさ、愛らしさ、親切、温和
    in the air : 空中に、雰囲気が漂って、気配がして、噂が広まって、未定で(宙に浮いて)、漠然として
    ※この sweetness がどんな隠喩なのかよく分からない。反語的に「見せかけの甘さ」という意味なのだろうか?


Never Grow Old : The Cranberries




I had a dream
私には夢があった
Strange it may seems
おかしなことと思われるかもしれないけれど
It was my perfect day *1
私にとって最高の時だった

Open my eyes
目を開いて
I realize *2
悟った
This is my perfect day
これが私の最高の時

Hope you never grow old *3
あなたが成長しないで欲しい

Birds in the sky
空の鳥たち
They look so high
とても高くに見える
This is my perfect day
これが私の最高の時

I feel the breeze
そよ風を感じる
I feel at ease
安らぎを感じる
It is my perfect day
それが私の最高の時

Hope you never grow old
あなたが成長しないで欲しい

Forever young
いつまでも幼いままで
I hope you stay
そのままでいて
Forever young
いつまでも幼いままで


備考
  1. perfect : 完璧な、申し分のない、全くの、完全な、真の、完了時制・完了形
    one's day : 人生の良い時、全盛期、人の一生、生涯
  2. realize : 悟る、はっきり理解する、実感する、希望・計画等を実現する、まざまざと(如実に)示す
  3. grow : 育つ、発育する、成長する、次第に大きくなる、増大する、次第に~になる
    grow old : だんだん年をとる


 You and Me は1999年のアルバム Bury The Hatchet に収録されています。テイラーはドロレス・オリオーダンの初めての子どもなので、一見この歌詞は親バカ丸出しの能天気なものにも見えます。テイラーを恋人と見れば、若い女性の無邪気に浮かれる恋心ともとれるかもしれません。
 ブログを始めた当初からドロレス・オリオーダンの書く歌詞は何故かとくに意味が理解しにくいと感じ続けてきました。その理由がずっと分からなかったのですが、最近ふとある事に気づきました。彼女の歌のごく一部しか知らないのであまり客観性はありませんが、彼女の書く歌は、わりと易しい言葉で具象的なものを描いているのにも関わらず、本当に言いたいことはかなり抽象的・観念的なのではないだろうかという事です。主張を前面に押し出すのを恥ずかしがっているのか、歌詞を作るのが下手で自分だけが分かっている様な言葉を無意識に使ってしまうのか、その原因は分かりませんが、彼女の歌には、わずかにほのめかすようにしかその主旨を示さないものが多いような気がします。実は単に私の感性が鈍く隠喩に気づかないだけなのかもしれませんが…。
 彼女の初期の歌には dream という単語がよく使われています。そして、その dream は希望に満ちた明るいものではなく、絶望をまとった暗いもののように感じます。また、歌の中に子どもたちもよく登場しますが、彼らもまた戦争、紛争、麻薬、虐待などで傷ついた姿で歌われています。彼女は現実の世界をかなり悲観的に見ており、これを変革しようともがいても希望の光が見出せない……初期の歌からはこのような全体的な印象を受けます。
 この You and Me という歌からは、彼がこれから先ずっと幸せでいて欲しいという願いに加え、希望を見出せないこの悲惨な世界に自ら子どもを生み出してしまった不安や心配などを感じます。「私」はすでに絶望して、外の世界に行きたい所はない、知りたいものはないと思いつつ、まだ絶望を知らない「あなた」は自分で自分の道を見つけるのだろうと半ば諦め、そして最後に「私とあなた」の関係だけは未来永劫変わらずにあり続けて欲しいと願っている。そのように歌っているのではないかと感じました。
 二番目の Never Grow Old は、2001年のアルバム Wake Up and Smell the Coffee に収録されたものです。趣旨は You and Me とおそらく同じではないかと思います。「成長しないで欲しい」という言葉からは、「あなた」が大きくなって世界から傷つけられることを恐れる気持ちが表れているように思います。




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