Pride

2015年09月23日

Pride : Amy Macdonald




I never felt like this before
こんな感じは初めて
Try to hold it back and I feel it even more *1
押さえ込もうとしても、どんどんこみ上げてくる
Sweat drips down my spine and my knees are weak *2
背筋を冷や汗が伝い落ち、膝が崩れそう
I can not move, I can not speak
動けない。声が出せない

But then you came and I held it together again *3
でも、あなたたちが来て、私は落ち着きを持ちこたえることができた
I managed to stumble through *4
よろめきつまずくような歌声ながらも何とかやり遂げることができた
Fifty thousand voices singing in the rain
雨の中のあなたたち五万人の声と一緒に
There's nothing that I wouldn't do
今なら何だってできる気がする

※ 'cause I'd move mountains if you asked me to
あなたたちが願いさえすれば山だって動かそう
I'll swim the seven seas
七つの海も泳ごう
I'll be the one to hold your torch again
あなたちの松明を受け継ぐ者となろう
I'll do anything you asked of me ※
あなたたちが願えば何でもしよう

※~※

I never knew how proud I'd feel just standing in the rain
こんな誇らしさを感じるなんて思ってもいなかった。雨の中で立っているだけなのに
These three words mean everything to me *5
この三つの言葉の意味するものが私にとってのすべて
and I'd sing it again and again
だから私はこれを何度でも何度でも歌い続ける

[※~※]×2

Well the blue and the white of the flag shines brightflag
青と白の旗が光り輝く
and it's blowing there for me
ここで私のために翻っている
With my hand on my heart, the honest truth
手をこの胸に置いて、誠実と忠節を示そう
there's nowhere I'd rather be
ここより他にいたい場所なんてどこにもない


[※~※]×2


備考
  1. hold back : 引き止める、抑止する、控えさせる。取っておく、しまっておく。秘密にする、隠しておく。感情を抑える、自制する
  2. spine : 脊柱、背骨。気骨、根性
  3. hold together : まとめる、団結させる、一致させる、くっつける。まとまる、団結する、一致する。こわれないでいる、持ちこたえる
  4. manage to do : ~をなんとか成し遂げる、首尾よく~し遂げる、どうにかして~する
    stumble : つまずく、よろめく、よろよろ歩く。ためらう、口ごもる、つっかえる
  5. tree words : "I love you" のこと。数字で 143(one letter, four letters, three letters), 831(eight letters, three words, one meaning)と表したりもする。



 2012年のアルバム "Life in a Beautiful Light" より。BBC のニュース番組のインタビューでエイミー・マクドナルドはこの歌を作るきっかけになったのが、サッカーの国際試合でスコットランドの非公式国歌「スコットランドの花」を歌った経験だと話しています(Wikipedia より)。この歌は1960年代にフォークグループ The Corries が作ったものですが、歌詞はスコットランドの対イングランド独立戦争、とくに1314年のバノックバーンの戦いを題材にしたものだそうです。国王ロバート1世率いるスコットランド軍はこの戦いでエドワード2世のイングランド軍に大勝し、その後イングランドに占領されていたスコットランド国土を完全に取り戻すことに成功しました。
 下の映像はおそらく彼女がインタビューで話した国際試合での歌唱の模様だろうと思います。ちなみにスコットランドの国花はアザミでその鋭い棘はスコットランド人の不屈の抵抗心の象徴だそうです。


  

  "Flower of Scotland"

  O Flower of Scotland,Azami
  スコットランドの花よ
  When will we see your like again,
  いつかあなたの姿を再び見るだろう
  That fought and died for, your wee bit Hill and Glen,
  我らは戦い死んだ。丘や谷にあなたの小さな姿を求めて
  And stood against him, proud Edward's Army,
  そして、高慢なエドワードの軍に立ち向かい
  And sent him homeward, to think again.
  自国へと追い返した。彼の考えを改めさせた

  The Hills are bare now,
  丘は今荒涼としている
  And Autumn leaves lie thick and still,
  秋の枯葉が厚く静かに積もり
  O'er land that is lost now, which those so dearly held,
  かつての国土は失われたが、決して揺るぐことはない
  That stood against him, proud Edward's Army,
  我らは高慢なエドワードの軍に立ち向かい
  And sent him homeward, to think again.
  自国へと追い返した。愚かな侵略を再考させた

  Those days are past now,
  あの日々は今はもう過ぎ去ってしまった
  And in the past they must remain,
  過去は過去として留まる運命だろう
  But we can still rise now, and be the nation again,
  だが、我らはまだ立ち上がれる。再び国家として独立できる
  That stood against him, proud Edward's Army,
  高慢なエドワード軍に立ち向かったのだから
  And sent him homeward, to think again.
  自国へと追い返し、考えを改めさせたのだから

Take Me To Church : Hozier

2015年09月15日




My lover's got humour
僕の恋人は面白い
She's the giggle at a funeral *1
葬式で声を殺して笑う
Knows everybody's disapproval *2
みんなの反感を買うのは知っている
I should've worshipped her sooner *3
もっと早くから彼女を崇拝すべきだった

If the Heavens ever did speak
神が言葉を発することがあるとすれば
She is the last true mouthpiece *4
彼女こそ、最後に残る真実の代弁者だ
Every Sunday's getting more bleak *5
週毎に日曜日はますます陰鬱なものになっている
A fresh poison each week
毎週配られる新鮮な毒
"We were born sick," you heard them say it
私たちは生まれながらに病んでいるのです…いつも教会で聞かされる言葉

My church offers no absolutes *6
僕の教会は完全無欠な原理を滔滔と述べたりしない
She tells me, "Worship in the bedroom"
彼女は言う。崇拝は寝室でと
The only heaven I'll be sent to
僕が送られる天国は
Is when I'm alone with you
あなたと二人きりでいる時のみ存在する
I was born sick, but I love it
僕は生まれながらに病んでいる。そして、それをとても気に入っている
Command me to be well
だから命じてくれ。健やかであれと
Amen. Amen. Amen
ありのままであれ

※ Take me to church
教会へ連れて行ってくれ
I'll worship like a dog at the shrine of your lies
犬のように崇拝しよう。あなたの偽りの聖堂で
I'll tell you my sins and you can sharpen your knife
僕は罪を告白しよう。あなたはそのナイフを研げばいい
Offer me that deathless death
僕に見せてくれ。その死なない死というものを
Good God, let me give you my life ※
善き神よ。私の命をあなたに捧げさせてくれ

※~※

If I'm a pagan of the good times *7
もし僕が良き時代の異教徒なら
My lover's the sunlight *8
僕の恋人は太陽の光だ
To keep the Goddess on my side
女神をいつも傍にいさせるには…
She demands a sacrifice
彼女は生贄を求める
To drain the whole sea *9
海を干上がらせること
Get something shiny
何か光り輝くものを手に入れること
Something meaty for the main course *10
主菜のためのたっぷりした肉などを手に入れること
That's a fine looking high horse *11
あの高貴な馬は見事な傲慢さだ
What you got in the stable? *12
その馬小屋には何がある?
We've a lot of starving faithful *13
こちらには大勢の飢えた忠実な信者がいる
That looks tasty
なんて美味しそうなんだ
That looks plenty
なんて沢山なんだ
This is hungry work
これは腹の減る仕事なんだ


☆ Take me to church
教会へ連れて行ってくれ
I'll worship like a dog at the shrine of your lies
犬のように崇拝しよう。あなたの偽りの聖堂で
I'll tell you my sins so you can sharpen your knife
罪を告白しよう。あなたがそのナイフを研げるように
Offer me my deathless death
僕に、死なない死というものを味わわせてくれ
Good God, let me give you my life ☆
善き神よ。私の命をあなたに捧げさせてくれ

☆~☆

No masters or kings when the ritual begins *14
儀式が始まればもう主も王もない
There is no sweeter innocence than our gentle sin *15
僕たちの穏やかで優しい罪は、この上なく甘く快い。原罪を免れた無垢なんだ
In the madness and soil of that sad earthly scene *16
この悲しい地上の舞台、狂気と泥に汚れた土の中で
Only then I am human *17
その時だけは僕は人間だ
Only then I am clean
その時だけは僕は清浄だ
Amen. Amen. Amen
ありのままであれ

※~※

※~※


備考
  1. giggle : [動] くっくっと笑う [名] くっくっという笑い、面白い人、ジョーク
    have the giggles : けたけた笑う
  2. disapproval : 非同意、不承認、不賛成、不満、非難の気持ち
  3. worship : 崇拝する、礼拝する、尊敬・賛美する
  4. mouthpiece : (容器・菅の)口、(楽器等の)吹き口、マウスピース、代弁者、弁護士
  5. bleak : わびしい、気の滅入るような、暗い。吹きさらしの、荒涼とした、寒々とした
  6. offer : 提供する、差し出す、申し出る。述べる、提案する。捧げる
    absolute : 絶対的なもの、絶対(不変の)原理。完全無欠なもの、宇宙、神
  7. pagan : ユダヤ・キリスト・イスラムの一神教徒から見た異教徒。無信仰者・快楽主義者。野蛮・無知などの侮蔑的意味合いを含む。歌詞中の「良き時代」は侮蔑的な意味ではないことの強調だろうか?
  8. ※ pagan には太陽神等を崇める古代的な自然崇拝も含まれる。
  9. drain : (液体を)排出させる・抜き取る、飲み干す・空にする。(土地などが)干上がる・乾燥する
  10. meaty : 肉の(ような)、肉の多い、肉の味の強い、肉付きのよい
  11. be on one's high horse : 傲慢な態度をとる、(人を)理由もなく軽蔑する
  12. stable : 馬小屋、厩、厩舎
  13. faithful : 忠実な会員、忠実な支持者、信者、キリスト教信徒
  14. ritual : 儀式形式、式次第、典礼。作法、しきたり
  15. innocence : 無罪、潔白、無邪気、天真爛漫。無知、素朴、愚直。心の純潔、肉体の貞節
    soil : 1.土壌、土、大地、地域、温床。2.汚すこと、汚れ、汚物、下水、糞尿、肥料
  16. earthly : (天国に対して)地上の、この世の、現世の
  17. ※ "only then" は *14 の "when the ritual begins" につながっている。キリスト教では罪とされる性愛の儀式こそが「僕」にとっては人間でいられる時間、潔白でいられる時間であるという意味なのだろう。


 2014年のデビューアルバム Hozier より。冒頭の動画が強烈なので誤解する人もいるかもしれませんが、この歌詞は同性愛者に対する支持を主題としたものではありません。性愛は人間の原罪であり必要悪であるととらえるキリスト教思想に対する批判的な歌詞なのだろうと思います。それが最も分かりやすく表されているのが *15 の "innocence than our gentle sin" の部分です。他の歌詞にもある通りキリスト教は人間を生まれながらに「罪」を背負った汚れた(病んだ)存在だとみなします。innocence はその罪と対照的な言葉で「無罪、潔白、無垢、純潔」でありながら同時に「無邪気、無知、愚直、お人よし」でもあります。すなわち、人間として劣っているという意味合いを持っているのだろうと思います。宗教が自分を汚れていると規定したところで自分は何も気にしない、性愛は罪でも悪でもないというのがこの歌詞の主張だろうと思います。もちろん、そこには生命の誕生と無縁の同性愛に対する受容も含まれているのでしょう。
 そして、その批判の方法はかなり過激です。とくにサビの "Take me to church" 以下は、寝室での愛の行為を教会での礼拝に譬えており、敬虔なキリスト教徒からすれば教会やキリスト教、あるいは神への度の過ぎた冒涜ととられるのではないかと他人事ながら危惧します。ホゥジアはアイルランド人ですからおそらくカトリック信徒の家庭に育ったのだろうと想像しますが、この歌詞だけから判断すると彼はキリスト教への信仰心はほぼ皆無なのではないかと思われます。
 歌詞の中でまだ分からないのが *7 の pagan 以下の部分です。なぜここでキリスト教が敵視する自然崇拝などの異教を持ち出したのか、その意図が不明です。この一連の部分の5~13行目まではキリスト教の「傲慢」を批判しているように見えるのですが、冒頭4行の pagan のくだりの文脈がまだ理解できていません。

2015年9月23日追記
 知人のアドバイスを得て、pagan について考えてみたので以下に簡単に記します。と言っても、確信ではなく想像の域を出るものではありません。
 上にも書いているようにこの歌詞の趣旨はキリスト教の原罪説への批判だろうと思います。具体的には、人間は生まれながらに罪を負った存在であり性行為はその罪の表れであるという考え方に対する反感です。イブがアダムの肋骨から作られた人類創生譚、エデンの楽園を追われた責任がイブに負わされている事、サムソンを騙して弱体化させたデリラなど旧約聖書に顕著に見られるように、ユダヤ・キリスト教では女性は男性を惑わし堕落させる危険な存在とする価値観が強いようです。
 そのようなキリスト教世界に生きる「僕」は、恋人である彼女こそが神であり自分は彼女に命を捧げる生贄であると規定します。そしてその考え方はキリスト教世界では完全否定されるものであり、そこでは彼女は「僕」を堕落させる悪魔的な存在とされてしまいます。
 ところが pagan の世界ではアニミズム的な自然崇拝にせよギリシャ神話的な人格神にせよ人間と神との垣根はあいまいで人間と神との交渉も可能です。従って、「僕」が女神を恋人とすることあるいは「僕」の恋人である彼女が神であることは何の支障もなく成り立つことになります。*7 以下の4行については、このような「僕」と「彼女」の関係が罪ではなく自然なものとして認められる pagan の世界がキリスト教では無知・罪悪・悪魔的とみなされるという批判的文脈で書かれているのだろうと思います。
 そして、この部分全体の文脈としては、「僕」の恋人への愛情、それに関わる欲望(支配・光輝・肉)、高貴な馬に乗る教会の信仰心と欲望、飢えた信者の信仰心と欲望、それらはすべて同じ類のもので、"tasty, plenty, hungry" すなわち等しく「人間的」なものだと主張しているのではないかと思いました。
 歌詞が論理的に書かれていないのでこれは一つの推論でしかありません。他のいろいろな解釈も成り立つと思いますので、他の解釈や訳し方などがあればコメントいただけると幸いです。

2015年10月6日追記
 この歌は初めに想像したよりも深い意味を持っているように思えてきたので、少し書き加えておきます。あるインタビューでこの歌に関連してホゥジアは次のように話しています。

With “Take Me to Church,” it’s using the language against itself, if that makes sense. It’s using the language to express that I need to be free of that language and be free of those concepts. Only being able to use those concepts, I suppose you would lift more particularly from those terms.
"Take Me to Church" では、言語をそれ自身に対抗させる使い方をしているんだ。分かりにくいかな? 「言語から自由にならなければならない、言葉の持つ概念から自由にならなければならない」ということを表現しようとする言語の使い方なんだ。(そして、)ある言葉をより高く引き上げるためには、その言葉の持つ概念を使いこなせるようになるしかないと思うんだ。
(http://www.absolutepunk.net/showthread.php?t=3711040 ※翻訳は間違っているかもしれません。)

 上の記事で「キリスト教思想を批判する歌詞」だと単純に書きましたが、この歌詞は「批判する自分自身」にも批判の目を向けているようにも思えます。例えば、恋人への愛情と教会の思想を同格に並べていると上述しましたが、これは、恋人への愛のために海を干上がらせる事(不可能な事・倫理に反する事)は宗教のために成される悪事と同格だということです。
 神の名の下に行なわれる戦争や虐殺は数千年前から現代に至るまで絶えることなく起き続けています。このような盲目的な崇拝の恐ろしさは、一見素朴に見える pagan 的な思想にも一個人の他を排する偏狭な思想にも通じるものがあると示唆しているように思えます。少し深読みかもしれませんが、この歌詞はいろいろと考えさせられるものがあります。

Same Love : Macklemore and Ryan Lewis ft. Mary Lambert

2015年09月12日




When I was in the 3rd grade I thought that I was gay *1
小3の頃、自分はゲイだって思ってた
Cause I could draw, my uncle was, and I kept my room straight *2
絵が上手いし、おじさんもゲイだったし、部屋もきれいにしてたから
I told my mom, tears rushing down my face
顔じゅう涙だらけにして母さんに聞いた
She's like, "Ben, you've loved girls since before Pre-K!" *3
すると「ベン。あなたは幼稚園に上がる前から女の子が好きだったよ」って
Tripping, yeah, I guess she had a point, didn't she? *4
そう、俺が大袈裟だったんだ。母さんの言葉はもっともだった
A bunch of stereotypes all in my head *5
その頃の俺の頭には、ゲイに関して判で押したような固定観念しかなかった
I remember doing the math, like "Yeah, I'm good at little league" *6
だから、自分がゲイじゃないと何とか理屈づけようとした。「そうだ。僕は野球だって上手いんだ」
A pre-conceived idea of what it all meant *7
ゲイに関わるあらゆる事について先入観を持ってた
For those that like the same sex had the characteristics *8
同性を好きになる人間は独特の同じ性質を持ってるんだってね
The right-wing conservatives think it's a decision
右派や保守派は「それは意志や決心の問題だ」と思ってる
And you can be cured with some treatment and religion
だから「治療や宗教で治せる」と言う
Man-made, rewiring of a pre-disposition, playing God *9
人の手で、生まれ持った性向を配線し直し、神を弄ぼうとしてる
Ahh, nah, here we go
ああ。さあ、もう行こう
America the brave still fears what we don't know *10
勇ましいアメリカが今なお何かを恐れている。何なのか知らないが
And "God loves all his children" is somehow forgotten
「神はすべての人の子を(平等に)愛する」という聖句は忘れられたみたいだ
But we paraphrase a book written thirty-five hundred years ago *11
でも、3500年も前に書かれた本を、俺たちは意訳して捻じ曲げる
I don't know
俺には分からない

And I can't change even if I tried, even if I wanted to
私は変われない。どんなに努力しても。どんなに望んでも
My love, my love, my love
愛する人よ
She keeps me warm
彼女は私を暖かくしてくれる

If I was gay I would think hip-hop hates me
もし俺がゲイだったら、ヒップホップは俺を嫌うだろうな
Have you read the YouTube comments lately?
最近のユーチューブのコメントを読んだことがあるかい?
"Man, that's gay" gets dropped on the daily
「おい。こいつゲイだぞ」こんなのが(誰かを侮蔑する表現として)毎日投稿されてる
We've become so numb to what we're saying
俺たちは、自分の使う言葉に対してあまりにも無感覚になってる
Our culture founded from oppression *12
ヒップホップの文化は圧制の中から築かれてきた
Yet we don't have acceptance for 'em *13
それなのに、俺たちは彼らを受け入れようとしない
Call each other faggots behind the keys of a message board *14
匿名掲示板でキーボードの後ろに隠れ、お互い「ファグ」と罵り合ってる
A word rooted in hate, and Yet our genre still ignores it
憎悪や敵意を語源とする言葉だ。なのにヒップホップはそのことを無視してる
"Gay" is synonymous with the lesser
そして「ゲイ」は「小さくて劣っている」ことと同義とされてる
It's the same hate that's caused wars from religion
宗教から戦争を引き起こす原因となる「憎悪」と同じものだ
Gender to skin color, the complexion of your pigment *15
性の問題は肌の色の問題に通ずる。肌色は生来の色素で決まり変えることはできない
The same fight that led people to walk-outs and sit-ins
同じ戦いなんだ。かつて人々を行進や座り込みに導いた(公民権運動の)戦いと
It's human rights for everybody, there is no difference
それはあらゆる人のための人としての権利だ。そこには何の違いもない
Live on, and be yourself
生き続けてくれ。そして自分らしくあってくれ
When I was in church they taught me something else
教会では、俺は全く別の事を教えられた
If you preach hate at the service, those words aren't anointed *16
もし礼拝で「憎悪」を伝道しようとしても、その言葉は聖別されないだろう
And that Holy Water that you soak in is then poisoned
そして、君たちが浸かる聖水には毒が盛られているんだ
When everyone else is more comfortable remaining voiceless
みんな、口をつぐんでる方が楽だと思ってる
Rather than fighting for humans that have had their rights stolen
権利を奪われた人たちのために戦うなんて(面倒だ)と
I might not be the same but that's not important
たしかに俺は彼ら同性愛者と立場は同じじゃないだろう。でもそれは重要じゃない
No freedom til we're equal
皆が平等にならなければ、自由は存在しない
Damn right I support it *17
全くその通りだ。俺は支持する

I don't know
俺には分からない

And I can't change even if I tried, even if I wanted to
私は変われない。どんなに努力しても。どんなに望んでも
My love, my love, my love
愛する人よ
She keeps me warm
彼女は私を暖かくしてくれる

We press play, don't press pause
俺たちは再生ボタンは押すが、一時停止ボタンを押すことがない
Progress, march on!
前へ進め、進歩しろ、行進しろ
With a veil over our eyes, we turn our back on the cause *18
俺たちは目に覆いをかけている。大事な事に背を向けている
'Til the day that my uncles can be united by law
俺のおじさんたちが合法的に結婚できるその日までずっと
When kids are walking around the hallway plagued by pain in their heart *19
同性愛の子供たちが心の痛みに悩まされながら廊下を歩き回っている今この時
A world so hateful, some would rather die than be who they are
世界は憎しみに満ちている。自分らしくいるよりも死んだ方がいいと思う人もいるんだ
And a certificate on paper isn't gonna solve it all *20
法的な認証がすべてを解決するわけではないけれど
But it's a damn good place to start
ただ、始まりの場所としては充分いいものだ
No law's gonna change us
いや。法律が俺たちを変えるわけじゃない
We have to change us
俺たちが自分自身を変えなくちゃいけない
Whatever god you believe in, we come from the same one
どんな神を信仰していようとも、俺たちは同じものとして生まれてきたんだ
Strip away the fear, underneath, it's all the same love
恐れなど剥ぎ取ってしまえ。その下には、全く同じ愛があるんだ
About time that we raised up... sex *21
もうさすがに俺たちも立ち上がるべき時だろう。性について語ることを

And I can't change even if I tried, even if I wanted to
私は変われない。どんなに努力しても。どんなに望んでも
My love, my love, my love
愛する人よ
She keeps me warm
彼女は私を暖かくしてくれる

Love is patient, love is kind
愛は辛抱強い。愛は優しい
Love is patient (not crying on Sundays)
愛は辛抱強い(日曜に教会で泣くことはない)
Love is kind (not crying on Sundays)
愛は優しい(日曜に教会で泣くことはない)


備考
  1. grade : 階級、等級。(アメリカで)学年。日本で小学1年にあたる first grade から高校3年にあたる twelve grade までの12学年がある。
  2. straight : 真っ直ぐな、一直線の、率直な、正直な、正しい、整然とした、整理整頓した
  3. ※アメリカには小学校前の教育システムとして、Pre-school(1~5歳)、Pre-kindergarten(4歳)、Kindergarten(5歳)などがある。
  4. trippin : 小さなことに大げさな反応を示したり怒ったりする。冷静さを失う。酒や麻薬に酔っている
    have a point : 一理ある、意味がある、的を射ている、核心をついている
  5. bunch : (果物等の)房、(同種類の物の)束・山。(人・動物等の)群れ、一味
    stereotype : 固定観念、決まり文句、定型表現。ステロ版(鉛版)、ステロ印刷
  6. do the math : 算数をする、計算する→考える、考えて理解する
  7. preconceive : あらかじめ考える、予想する
    conceive : (考え・感情等を)心に抱く、(計画・目的等を)考え出す、思いつく
  8. characteristic : 特性、特質、特徴
  9. rewire : 新しく電線(針金)を張る、配線し直す、配線を変える
    disposition : 気質、性質、性分、傾向。特定の型の性格
    predisposition : 傾向、性質。(病気に対する)素因
  10. fear : 恐れる、危ぶむ、心配する、危惧する。畏敬する、畏れ敬う
  11. paraphrase : 言い換える、意訳する
  12. found : 基礎を築く、建設・創設する、建てる、基づかせる
    oppression : 抑圧、圧迫、圧制。辛苦、圧迫感
  13. acceptance : 承認、是認、受容、支持、賛同。承諾、収受、受納、受諾。容認、受理、黙認
  14. faggot = fag : 男の同性愛者に対する侮蔑語
  15. complexion : 肌の色、顔の色つや、顔色。ようす、外観、様相
    pigment : 絵の具、顔料。色素
  16. anoint : 油を注いで清める、塗油により聖別する(聖別とは礼拝用具などを神聖な物として一般の物と区別すること)
  17. damn right : 全くその通り
  18. cause : 原因、理由、根拠。理想、目的、大義、主義。
  19. plague : 悩ます、苦しめる、懲らしめる
  20. certificate : 証明書、(保)証書、修了証明書、(法律上の)認証、公証
  21. it's about time : もう~してもいい頃だ、そろそろ~してもいい時だ
    ※この語の後が "raised" なのは仮定法過去すなわち「現在はまだしていない」を含意する言い回しなのだろう。


 2012年のアルバム "The Heist" より。


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