Aurora

2008年11月02日

Aurora : Björk




Threading the glacier head *1
氷河の頂を縫うように通り抜け
Looking hard for moments of shine
輝きの瞬間をひたすら探し続ける
From twilight to twilight *2
黄昏から黎明まで

Utter mundane *3
完全なる世界

Aurora
オーロラ
Goddess sparkle *4
煌きの女神さま
Shoot me beyond this suffer *5
私に光をあてて、この苦しみから解放させて
The need is great *6
この大きな困難から
Aurora
オーロラ

Utter mundane
完全なる世界

Aurora
オーロラ
Goddess sparkle
光の女神さま
A mountain shade suggests your shape *7
陰った山はあなたの姿を思い起こさせる
I tumbled down on my knees *8
私は転び、膝をつく
Fill the mouth with snow
口が雪で満たされる
The way it melts
口の中で雪が溶けていく
I wish to melt into you
私もあなたの中に溶けていきたい

Aurora
オーロラ

Utter mundane
完全なる世界

Spark the sun off *9
太陽に火をつけて
Spark the sun off for me
太陽を輝かせて、私のために


備考
  1. thread : 糸を通す、縫うように通り抜ける、貫く  glacier : 氷河
  2. twilight : 日没後の(時に日の出前の)薄明、薄暮、薄明かり、黄昏、黎明
  3. utter : 全くの、完全な、徹底的な
    mundane : 現世の、世俗的な、ありふれた、普通の、世界の、宇宙の
    ※日本語盤CDの歌詞カードにはこの部分は記載されていない。この単語は歌詞サイトで見つけたものだが、海外の掲示板などでも、この utter mundane については「意味が分からない」「違う言葉ではないか」という書き込みがいくつかあった。ビョークの造語、ハミングのようなもの、アイスランド語など、いろいろな解釈があるが、正確なところはわからない。ここでは無理やり文脈に押し込めてみた。
  4. sparkle : 火の粉、閃光、きらめき、光沢
  5. shoot : 矢を射る、銃を撃つ、光線を放射する
    beyond : ~の向こうに、~を越えて
    suffer : <動詞> 苦痛、不快なことを経験する、忍ぶ、辛抱する
    suffering : <名詞> 苦しみ、苦労、受難
  6. need : 必要、不足、欠乏、難局、窮乏
  7. shade : 陰、日陰
    suggest : 暗示する、ほのめかす、連想させる
    shape : 形、姿、からだつき
  8. tumble : 倒れる、ころぶ
  9. spark : (自)火花を出す、火花となって飛び散る
    spark off : (他)~に行動を起こさせる、誘発する、火花で発火させる


 2001年のアルバム Vespertine に収録。vespertine は形容詞で、「夕方の、夕方に行動する(動物)、夕方に咲く(植物)、夕方に起きる(現象)」などの意味があります。ビョークの母国アイスランドにはたくさんの氷河があり、オーロラも秋・冬・春にはごく普通に見ることができるそうです。自然を、崇敬、祈り、憧れなどさまざまな感情の対象とし、自然との共生感覚を失っていないアイスランドの人々の暮らしが想像できそうな歌詞です。
 歌詞を検索した際に次のような書き込みを見つけました。down on knee, fill the mouth with, wish to melt into you, spark the sun off 等、いずれも sex の暗喩だというものです。それまでは思いも寄りませんでしたが、言われてみると確かにそうも見えてきます。



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