Burn It Down

2012年12月21日

Burn It Down : Linkin Park




The cycle repeated as explosions broke in the sky *1
円を描いて繰り返される破裂と爆音が空に四散する
All that I needed was the one thing I couldn't find
必要な事はたった一つなのに僕はそれを見つけられなかった
And you were there at the turn, waiting to let me know *2
そして君はあの折り返し点にいて僕に判らせようと待っていた

※ We're building it up to break it back down
僕たちは取り壊すために作り上げようとしている
We're building it up to burn it down
焼き尽くすために作り続けている
We can't wait to burn it to the ground *3 ※
僕たちはそれが燃え尽きるのを待ち切れなく思う

The colors conflicted as the flames climbed into the clouds *4
争い対立する色とりどりの炎は雲へ向かい登る
I wanted to fix this, but couldn't stop from tearing it down *5
僕はこれを落ち着かせようとしたが分解を止められなかった
And you were there at the turn, caught in the burning glow
そして君はあの折り返し点にいて燃え上がる炎に巻かれた
And I was there at the turn, waiting to let you know
そして僕はあの折り返し点にいて君に判らせようと待っていた

※~※

You told me yes, you held me high *6
君は僕を肯定し高く評価した
And I believed when you told that lie
だから僕は君のあの嘘を信じた
I played solider, you played king
僕は兵士を演じ君は王を演じた
And struck me down when I kissed that ring *7
敬意を込めて指輪に口づける僕を君は殴り倒した
You lost that right to hold that crown *8
君は王冠を保持する権利を失った
I built you up, but you let me down *9
僕は君を称讃したが君は僕の期待に応えなかった
So when you fall, I'll take my turn
だから君が落ちれば今度は僕の番としよう
And fan the flames as your blazes burn *10
そして君が焼かれる熾炎を煽り立てよう

And you were there at the turn, waiting to let me know
君はあの折り返し点にいて僕に判らせようと待っていた

※~※

When you fall, I'll take my turn
君が落ちれば今度は僕の番としよう
And fan the flames as your blazes burn
そして君が焼かれる炎を煽り立てよう

We can't wait to burn it to the ground
僕たちはそれが燃え尽きるのを待ち切れなく思う


備考
  1. cycle : 周期、循環期、一巡、一回り、長年月、一時代
  2. turn : 曲がり角、折り返し点、転換期、変わり目
  3. can't wait : 待ち遠しくてたまらない、(皮肉として)そいつは楽しみだ
    burn to the ground : 焼け落ちる、全焼する
  4. conflict : 意見・感情・利害が衝突・対立・相反する、行事等がかち合う、争う・戦う
  5. fix : 修理する、指定する、決める、固定させる、取り付ける、落ち着かせる、整える
    tear down : 取り壊す、破壊する、分解する
  6. hold : 思いを抱く、~であると思う、人・物を~だとみなす、評価する
    hold ~ up : 持ち上げる、支える、支持する
  7. ※指輪にキスをする動作は最大の敬意を払う挨拶。相手の指輪や手の甲にキスする挨拶は、自分の頭部を無防備に相手にさらし攻撃の意思のないことを示す行為に由来するらしい。
  8. that right と that crown の that がそれぞれよく分からない。
  9. build up : ほめる、おだてる
    let down : 失望させる、期待に背く、裏切る、見捨てる
  10. fan : あおぐ、あおいで燃え立たせる、煽り立てる
    flame : 炎、火炎、燃焼、きらきらする輝き、燃えるような色
    blaze : 炎、火炎、強い輝き、燃えるような色彩 [flame より強烈]
    ※「熾炎(しえん)」は blaze の訳語として flame と分けるために「激しい火炎」「烈火」程度の意味で用いたが、今思いついた造語なので一般には通用しない。と思ったが、検索してみると格闘ゲームなどですでに使われていた。若年層には違和感なく通用するのかもしれない。必要以上に飾り立てた言葉のような気もするが、不都合がなければしばらくこのままにしておく。


 2012年のアルバム Living Things より。
 「僕」と「君」は二人の関係を築いては壊し燃やしては作るということを繰り返しています。関係が焼け落ちる時には「君」が炎に巻き込まれたり次は「僕」の番だったりします。そして、今回の爆発と炎上の原因は「僕」の誠意に「君」が応えなかったことが原因のようです。二人の関係を強固なものにするためには、それを一旦何もなかった状態まで焼き尽くすことが必要だと少なくとも「僕」は思っています。
 この関係は恋愛関係ととるのが妥当でしょうが、それにしては大仰な言葉が過ぎるように思えます。従って、これはもっと広く、友情、家族、主従関係、さらに敷衍すれば民族対立、人種差別、戦争、革命など様々な類の社会的関係と解釈できるように意図された歌詞なのでしょう。しかし、この訳文のように「僕」「君」と訳した時点でこの日本語歌詞は意味がかなり限定され、あたかも恋愛もしくは友情を遠まわしに描いているように見えてしまいます。「私」と「あなた」の方がこの歌にはふさわしかったのかもしれません。翻訳の難しさを改めて感じました。




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