Until It Breaks

2013年01月06日

Until It Breaks : Linkin Park




I was born with the hunger of a lion, the strength of a sun
ライオンの飢えと太陽の強さを持って生まれた
I don't need to sweat it when the competition come *1
争い競う相手が現れても気に病むことはない
Original style like an 808 drum, so I don't run the track *2
808ドラムのように独自の流儀を持っている。俺は人の足跡を走らない
No, I make the track run
俺が道を作るんだ
My mama taught me words, my dad, he built rockets *3
母は俺に言葉を教えた。父はロケット弾を作った
I put 'em both together now, tell me what I got *4
今俺はそれを組み合わせようとしている。俺が得たものは何だろうか
It's a pretty smart weapon
美しく洗練された兵器だ
I can shoot it, I can drop it *5
撃つこともできるし落とすこともできる
But learn to respect it 'cause you clearly can't stop it
これに敬意を表せ。お前らに止めることはできないんだから
Like that
そういうことだ

Yeah, it ain't over, 'cause the sharks on the left side, the snakes on the right
終わってなんかいない。左に鮫が、右に蛇がいるんだ
And anything you do, they wanna get a little bite
少しでも動けば噛まれてしまうぞ
It really doesn't matter if you're wrong or if you're right
間違ってるか正しいかなんて関係ない
'Cause once they get their teeth in, nothing really fights *6
一旦一噛みすれば戦いにはならないからだ
And as for me I do it like I got nothing to lose *7
失うものなど何もないかのように振舞うのが俺のやり方だ
And you can run your mouth like you can try to fill my shoes *8
しゃべりまくるがいい。俺の後を継げばいい
But steady little soldier, I ain't standing next to you
だが、しっかりしろ、小さな兵士よ。俺はお前の後ろに控えることはできない
I'll be laying on the ground before you're even in my view
お前が俺の視界に入る前に俺は地に倒れているだろう
Like that
そういうことだ

Give me the strength of the rising sun
昇る太陽の強さをくれ
Give me the truth of the words unsung
歌われない真実の言葉をくれ
And when the last bells ring, the poor men sing
最後の鐘が鳴る時、哀れな男たちは歌う
"Bring me to kingdom come" *9
「来るべき神の国へ連れて行け」

It's something for ya people on the block to black out and rock to *10
お前らの商売だったら検閲や揺さぶりも効くんだろうがな
Give you what you need like Papa, who shot ya *11
お前に必要なものをやろう。ビギーの言葉だ。「お前を撃ったのは誰だ」
Separate the weak from the obsolete *12
「流行遅れと弱いのとは違うんだ」
You're meek, I creep hard on impostors *13
お前らはおとなしく服従してるが、俺は詐欺師にでもペテン師にでもなってやる
And switch styles on the dime, quick witted, ya'll quit tripping *14
そして流儀を速やかに変える。機転を利かせる。ガタガタ言うんじゃねえ
I don't have time for your crying
お前らの泣き喚きに構ってる暇はねえんだ
I grind tough, sucka, make your mind up *15
俺は身を粉にして頑張ってるんだ。畜生。覚悟を決めろよ
Are you in the firing squad or are you in the line-up? *16
銃殺隊になりたいのか、それとも殺される犯罪者の列に並びたいのか?
Bang bang, little monkey man playing with the big guns will only get you slain *17
バン、バンッ。でかい銃で遊んでるいたずらっ子だってお前を殺せるんだ
I ain't playing, I'm just saying, you ain't got a sliver of a chance *18
俺は遊んでるんじゃない。ただ言いたいんだ。お前らには毛ほどのチャンスもないって
I get iller, I deliver while you quiver in your pants *19
ズボンの中で震えるお前らに言い聞かせてると、吐き気がしてくる
So shake, shake down, money, here's the breakdown *20
せいぜい他人の金でもゆすり取ってろ。明細はここにあるぜ
You can play the bank, Imma play the bank take down *21
お前が博打の胴元なら、俺がつぶしてやるよ
And no mistakes now I'm coming to get you
失敗はしない。必ず仕留めてやる
I'm just a Banksy, you're a brainwash, get the picture? *22
俺はバンクシーみたいに路上で描いてるだけだが、お前らだって洗脳された追随者だ。分かるか?
It's like that
そういうことなんだよbanksy.jpg

We swim against the rising waves
俺たちは高波に逆らって泳ぎ
And crash against the shore
岸に叩きつけられる
The body bends until it breaks
体は折れるほどに曲がり
The early morning sings no more
もう早朝に歌はない
So rest your head, it's time to sleep
だから横になれ。眠る時間だ
And dream of what's in store *23
これから待ち受けるものの夢を見るんだ
The body bends until it breaks
体は折れるほどに曲がり
Then sings again no more
もう二度と歌わない
'Cause time has torn the flesh away *24
時代が肉体を引きちぎったからだ
The early morning sings no more
早朝はもう歌わない


備考
  1. sweat it : ~を気に病む
    competition : 何かを目指す競争、争い、張り合い、試合、競技会、競争相手、競争者
  2. 808 drum : 1980~83年に製造されたローランド社のリズムマシン。名機として評価が高い。従来のプリセットリズムを選択するだけのリズムボックスに対し独自のリズムをプログラミングできる画期的な点でリズムマシンと呼ばれるようになった。
  3. rocket : ロケット、ロケットエンジン、ロケット弾、ミサイル
    missile : 遠隔操縦や自律操縦によって目標に誘導される弾頭搭載の飛行装置。誘導弾、誘導飛翔体。推進力はロケットエンジン、ジェットエンジンの二種類ある。
  4. put together : 組み立てる、まとめる、整える、合わせる、合計する、作る
  5. drop : 落とす、言葉・ため息を漏らす、短信を書く
  6. get one's teeth into : ~に打ち込む、夢中になる。~を充分飲み込む(理解する)
  7. as for me : 人はいざ知らず私は、私だけは、私儀、私としては、私の方は、自分としては
  8. run one's mouth : しゃべり続ける
    fill a person's shoes : 人に代わる、責任を引き継ぐ、~の後を引き継ぐ
  9. kingdom come : 来世、あの世、天国、死んだ状態、果てしなく遠い所(未来)
  10. something : 面白い何か、いくばくかの真実、興味をそそる何か
    block : 街区、売り台
    blackout : 停電、灯火管制、一時的記憶(意識)喪失、報道管制、放送停止
  11. ※ギャングスタラップの抗争で死んだノトーリアス・B.I.G.(Big Poppa,ビギー,1972-97)の歌 "Who Shot Ya"(1995年) の歌詞に "Seperate the weak from the obselete" とある。1994年の2Pac銃撃事件でビギーが疑われたが彼は無実を主張していた。ところがこの歌の歌詞は 2Pac を侮蔑する内容を示唆しており(本人は否定していたが)、抗争の激化を招く一因となった。作詞者がビギー及びこの歌をどう評価しているのかは分からないが、ここでは「俺」は「お前」に対してビギーのようにふるまってやるという敵対的意思を示しているように思う。
  12. obsolete : もう使われていない、すたれた、時代(流行)遅れの、役に立たない、不用の
    separate the wheat from the chaff : マタイ伝,3-12, に由来する慣用句。籾殻から小麦をより分けるように、良い物(有能な人)と悪い物(無能な人)を分ける。ただし、この歌詞とは関係ないように思える。
  13. meek : おとなしい、柔和な、温和な、意気地のない、不甲斐ない、屈従的な
    creep : 這う、ゆっくり動く、ゆっくり近づく、忍び寄る、徐々に悪化する
    impostor : ペテン師、詐欺師、身分詐称者
    hard on : ある数値、年齢等に、なんなんとして
    He is hard on 40. 彼はもうじき40歳だ。
  14. on a dime : 10セント硬貨のような狭い場所で、ただちに、すぐ
    quick-witted : 機転の利く、機敏な、さとい、目から鼻へ抜けるような
    tripping : 素早く軽やかに動くこと、流れるように滑らかにしゃべること
  15. make up one's mind : 決心する、決断する、判断する、思いこむ、覚悟する、受け入れる
  16. firing squad : 軍隊葬で一斉射撃を行なう部隊(弔銃発射隊)、銃殺刑を執行する部隊
    line-up : 警察で目撃者の面通しのために並ばせた容疑者の列
  17. little monkey : いたずらっ子、物まね小僧
    slay-slew-slain : 殺す、滅ぼす、強い影響を与える、うならせる
  18. ain't got = have not got = do not have
    sliver : 木・ガラスの細長い小片、ほんの少し
  19. deliver : 人に意見等を述べる、判決を申し渡す、命令を下す
  20. shake down : 揺すって落とす、金を巻き上げる、ゆすり取る、隠した武器を探すために人を身体検査する
    breakdown : 故障、破損、崩壊、倒産、決裂、分解、分割、区分、内訳、明細
  21. bank : 銀行、博打の胴元
    take down : 降ろす、取り壊す、解体する、切り倒す
  22. get the picture : 事態を飲み込む、状況を理解する、様子がわかる
    ※ Banksy は英ロンドン中心に世界各地でゲリラ的に街頭芸術活動する覆面芸術家。詳細不明。反資本主義、反権力等の政治色の強い作風。Mr. Brainwash は映像作家(本名 Thierry Guetta) で Banksy に心酔し彼の映画を撮ろうとしたが Banksy に映像センスがないと見なされ、逆に Brainwash の出演映画を Banksy に撮られる。Banksy の影響で絵画作品を描いたりしたがすべてアンディ・ウォーホール等の物まねであったりと芸術的評価は低かった。ところが Banksy と近しい人物ということもあり、彼の作品に高値がつけられるという不思議な現象が起きた。
  23. in store : 蓄えて、用意して、起ころうとして、差し迫って、待ち受けて
  24. the flesh : 精神・魂と区別した肉体・身体、道徳性・精神性と区別した人間性・獣性・肉欲


 2012年のアルバム Living Things より。
 こういう抽象的なテーマの歌は翻訳に悩み、とくにラップは言葉数が多くいつも苦労します。背景や英語の知識が足りず分からない所が多いので想像で意訳している所もあります。今回はいつにも増して間違いが多そうですから、訳文は参考程度にお読み下さい。
 リンキン・パークは音楽スタイルを変えて来ており、メディア、評論家、ファンの間にはそれについて批判的な声もあるそうです。この歌は、バンドの手法についてあれこれ言うよりも大切なことがあるんじゃないのかと、とくにメディアと評論家に対して訴えているように思えます。もちろんもっと一般的に「中傷や誹謗なんか気にせずに自信を持って進んで行けよ」という応援歌っぽくとらえてもいいと思います。ただ、最後の静かな歌の部分が悲観的に見えます。よく分からないのが The early morning sings no more です。そもそも early morning を sing の主語としていいのかすら分かりません。これは何かの比喩あるいは他の詩的表現なのでしょうか。




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