You And Me / Never Grow Old

2013年03月06日

You And Me : The Cranberries




I'm not going out tonight 'cos I don't want to go
今夜は出かけない。外に行きたいとは思わないから
I am staying at home tonight 'cos I don't want to know
今夜は家にいる。外を知りたいとは思わないから
You revealed a world to me and I would never be *1
あなたは世界の意味を明かしてくれた。そして、私はもう
Dwelling in such happiness, your gift of purity *2
あんな幸福にとどまってはいない。これが、あなたがくれた純粋な贈り物

Aahh, you and me it will always be *3
あなたと私はどんな時も
You and me Forever be *4
あなたと私はいつまでも
Eternally it will always be you and me *5
いつまでもずっと変わらずにあり続ける。あなたと私

Taylor, Taylor, Taylor, Taylor *6
テイラー、テイラー、テイラー、テイラー

I don't pay attention to the ones who never cared *7
誰も、優しくしてくれない人に優しくしたりなんかしない
Find your own direction 'cos there's sweetness in the air *8
あなた自身の道を見つけなさい。あたりは優しさに満ちているのだから
You will be the world to me and I will always be
あなたは私にとっての世界そのものになるだろう。そして私はずっと
Dwelling in this happiness, your gift of purity
この幸福にとどまるだろう。これが、あなたがくれた純粋な贈り物

Aahh, you and me will always be
あなたと私はどんな時も
You and me Forever be
あなたと私はいつまでも
Eternally will always be you and me
いつまでもずっと変わらずにあり続ける。あなたと私

Always be You and me
どんな時もあなたと私は
Forever be, Eternally
いつまでもずっと変わらずに
It will always be You and me
どんな時もあなたと私であり続ける
Forever be, Eternally
永久に、永遠に

Taylor, Taylor
テイラー、テイラー


備考
  1. reveal : 秘密等を明かす、知らせる、暴く、暴露する、見えなかったものを見えるようにする、見せる、神が啓示する、超自然的なものも含め未知のものを明らかにする
  2. dwell : 住む、居住する、ある状態で暮らす、心に存在する・残っている
    ※古英語 dwellan : ぐずぐずする→とどまる→住む
    ※ such happiness は「外にある世界」を指しているように見える。
  3. always : いつも、常に、昔から、いつまでも、ずっと、永久に、いつでも、どんな時でも、始終、絶えず
  4. forever : 永遠に、永久に
    ever : いつも、常に、絶えず、いつまでも変わらず、永久に
  5. eternal : 永遠の、永久の、初めも終わりもない、無限の、不滅の、不変の
  6. Taylor : 1994年に生まれたドロレス・オリオーダンの長男の名
  7. attention : 注意、注目、世話、配慮、丁重さ、親切、好意、丁重(親切)な好意、やさしいふるまい、よけいなお世話
    pay attention to : ~に注意を払う
    care : 気遣う、心配する、案じる、思いやる、親身になる、親切にする、世話をする、面倒を見る
  8. direction : 方角、方向、道、道順、思想・行動傾向、生きる指針・目標、指揮・命令・指示・指図、監督・演出
    sweetness : 甘さ、甘味、芳香、新鮮、音・声の美しさ(甘美さ)、優しさ、愛らしさ、親切、温和
    in the air : 空中に、雰囲気が漂って、気配がして、噂が広まって、未定で(宙に浮いて)、漠然として
    ※この sweetness がどんな隠喩なのかよく分からない。反語的に「見せかけの甘さ」という意味なのだろうか?


Never Grow Old : The Cranberries




I had a dream
私には夢があった
Strange it may seems
おかしなことと思われるかもしれないけれど
It was my perfect day *1
私にとって最高の時だった

Open my eyes
目を開いて
I realize *2
悟った
This is my perfect day
これが私の最高の時

Hope you never grow old *3
あなたが成長しないで欲しい

Birds in the sky
空の鳥たち
They look so high
とても高くに見える
This is my perfect day
これが私の最高の時

I feel the breeze
そよ風を感じる
I feel at ease
安らぎを感じる
It is my perfect day
それが私の最高の時

Hope you never grow old
あなたが成長しないで欲しい

Forever young
いつまでも幼いままで
I hope you stay
そのままでいて
Forever young
いつまでも幼いままで


備考
  1. perfect : 完璧な、申し分のない、全くの、完全な、真の、完了時制・完了形
    one's day : 人生の良い時、全盛期、人の一生、生涯
  2. realize : 悟る、はっきり理解する、実感する、希望・計画等を実現する、まざまざと(如実に)示す
  3. grow : 育つ、発育する、成長する、次第に大きくなる、増大する、次第に~になる
    grow old : だんだん年をとる


 You and Me は1999年のアルバム Bury The Hatchet に収録されています。テイラーはドロレス・オリオーダンの初めての子どもなので、一見この歌詞は親バカ丸出しの能天気なものにも見えます。テイラーを恋人と見れば、若い女性の無邪気に浮かれる恋心ともとれるかもしれません。
 ブログを始めた当初からドロレス・オリオーダンの書く歌詞は何故かとくに意味が理解しにくいと感じ続けてきました。その理由がずっと分からなかったのですが、最近ふとある事に気づきました。彼女の歌のごく一部しか知らないのであまり客観性はありませんが、彼女の書く歌は、わりと易しい言葉で具象的なものを描いているのにも関わらず、本当に言いたいことはかなり抽象的・観念的なのではないだろうかという事です。主張を前面に押し出すのを恥ずかしがっているのか、歌詞を作るのが下手で自分だけが分かっている様な言葉を無意識に使ってしまうのか、その原因は分かりませんが、彼女の歌には、わずかにほのめかすようにしかその主旨を示さないものが多いような気がします。実は単に私の感性が鈍く隠喩に気づかないだけなのかもしれませんが…。
 彼女の初期の歌には dream という単語がよく使われています。そして、その dream は希望に満ちた明るいものではなく、絶望をまとった暗いもののように感じます。また、歌の中に子どもたちもよく登場しますが、彼らもまた戦争、紛争、麻薬、虐待などで傷ついた姿で歌われています。彼女は現実の世界をかなり悲観的に見ており、これを変革しようともがいても希望の光が見出せない……初期の歌からはこのような全体的な印象を受けます。
 この You and Me という歌からは、彼がこれから先ずっと幸せでいて欲しいという願いに加え、希望を見出せないこの悲惨な世界に自ら子どもを生み出してしまった不安や心配などを感じます。「私」はすでに絶望して、外の世界に行きたい所はない、知りたいものはないと思いつつ、まだ絶望を知らない「あなた」は自分で自分の道を見つけるのだろうと半ば諦め、そして最後に「私とあなた」の関係だけは未来永劫変わらずにあり続けて欲しいと願っている。そのように歌っているのではないかと感じました。
 二番目の Never Grow Old は、2001年のアルバム Wake Up and Smell the Coffee に収録されたものです。趣旨は You and Me とおそらく同じではないかと思います。「成長しないで欲しい」という言葉からは、「あなた」が大きくなって世界から傷つけられることを恐れる気持ちが表れているように思います。




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