Society

2009年01月25日

Society : Eddie Vedder




Oh, it's a mystery to me *1
僕には理解できない
We have a greed with which we have agreed *2
僕たちは貪欲だ。そして、それをよしと認めている
And you think you have to want more than you need
なおかつ君たちは必要以上に欲望しなければならないと思い込んでいる
Until you have it all you won't be free *3
すべてを手に入れるまで自由になれないと思っている

Society, you're a crazy breed *4
友よ。君たちは間違っている
Hope you're not lonely without me
どうか僕がいなくても寂しがらないでくれ

When you want more than you have
持っているものよりさらに多く欲しくなっても
You think you need
君たちはそれを当然だと考える
And when you think more than you want
そして、欲しいものよりもさらに多くのものを考えると
Your thoughts begin to bleed *5
君たちの思考は血を流し始める
I think I need to find a bigger place
僕はもっと大きな場所を見つけなくちゃならないんだ
Because when you have more than you think you need more space
なぜなら、思っているよりも多くのものを得ようとすれば大きな空間が必要だろ

Society, you're a crazy breed
友よ。僕たちの社会はいつからか狂ってしまったんだ
Hope you're not lonely without me
どうか僕がいなくなっても寂しがらないでくれ
Society, crazy indeed
友よ。間違ってるんだ、本当に。
Hope you're not lonely without me
どうか僕がいなくても寂しがらないでくれ

There's those thinking, more-or-less, less is more *6
こんな考え方もある。「ほどほどが一番」「少ないことこそが豊かなことだ」
But if less is more, how you keeping score?
でも、少ないことが多いんだったらどうやって点数をつければいいんだ?
Means for every point you make, your level drops
得点する度にレベルが落ちていくじゃないか
Kinda like you're starting from the top
まるでゴールからゲームを始めるようなものだ
You can't do that
そんなこと実際には出来ないんだ

Society, you're a crazy breed
僕たちの社会は狂ってしまった
Hope you're not lonely without me
どうか僕がいなくても寂しがらないでくれ
Society, crazy indeed
友よ。本当に狂ってるんだ。
Hope you're not lonely without me
どうか僕がいなくても寂しがらないでくれ

Society, have mercy on me *7
友よ。罪深い僕を哀れんでくれ
Hope you're not angry if I disagree *8
どうか、僕の意見が違うからって怒らないでくれ
Society, crazy indeed
友よ。でも、本当に間違ってるんだ
Hope you're not lonely
どうか、寂しがらないでくれ
without me
僕がいなくなっても


備考
  1. mystery : 神秘、不思議、不可解、謎、推理小説、神秘的教義、秘跡、奥義、秘法
  2. greed : 意地汚い欲望、貪欲、強欲、欲張り、食いしん坊、食い意地
    agree with (事柄): 是認する  <agree with (人), agree to (事柄): 同意する>
  3. free : 自由な、独立の、束縛の無い、獄につながれていない、罪に問われていない
  4. society : 社会、社交界、社交、交友、仲間、つきあい、友人、世間、世の中
    breed : [名] 品種、種族、種族、人種、品質、種類、類型
        [動] 家畜・魚などを繁殖・飼育・交配する、新品種を作り出す、品種改良する
  5. bleed : 出血する、心痛する、泣き出す
  6. more or less : 多かれ少なかれ、多少、幾分、だいたい
    less is more : 過ぎたるは及ばざるが如し、より少ないことがより豊かなことだ
  7. mercy : 慈悲、憐れみ、情け
  8. disagree : (動)一致しない、意見が異なる、仲たがいする


 エディ・ヴェダーは、1964年アメリカ・イリノイ州生まれ。ロックバンド Pearl Jam (パール・ジャム)のボーカリストです。Society は、Jerry Hannan という人が作った歌のカバー曲です。エディ・ヴェダーの初のソロアルバム Into The Wild (2007年)に収録されています。
 ショーン・ペンが監督した同名映画のサントラとして制作されました。
「1992年9月6日、アラスカ州、マッキンレー山北部の荒野で腐乱死体が発見された。彼はワシントンDCの裕福な家庭で育ち、大学を優秀な成績で卒業したクリス・マッカンドレスという若者だった。1990年の夏にエモリー大学を優等で卒業した直後に姿を消した。名前を変え、2万4000ドルの預金を慈善団体に寄付し、持ち物のほとんどを放棄、財布にあった現金もすべて燃やす。そして、まったく新しい人生を求めて北アメリカを放浪する旅に出る。アラスカで遺体が発見されるまで、家族は彼の消息を全く知らなかった」
 これは、ジョン・クラカワー著 Into The Wild (佐宗鈴夫訳『荒野へ』集英社文庫)の冒頭にある文章です。一部改変して、引用させていただきました。
 恵まれた境遇にあったクリス・マッカンドレスが、なぜ、すべてを捨てて放浪を始めたのか? なぜ、充分な装備も食料も持たずにアラスカの原野へ入ったのか? エリートで社会的成功者であった父親との確執か? 社会的不適合者なのか? 彼の死がスキャンダラスに報じられた後、アメリカ国内ではこれらの疑問を抱く一般の人々の間で大きな反響を呼び起こしたそうです。
 トルストイとジャック・ロンドンを愛読したこの若者に深い関心を持った著者は、彼の放浪の二年間を調べます。遺された日記を読み、二年間に会った人たちを探し当てて話を聞き、彼の足跡をたどっていきます。現代社会に違和感を抱き、物質主義の世の中を嫌悪し、頑固とも言える理想主義者だったクリス・マッカンドレスは、一方で、人当たりのよい陽気な若者でもありました。彼は、おそらく旅の締めくくりとして、自らの肉体と精神だけでどこまで生き抜けるのかを試そうと、一丁のライフルと4kgの米だけを持ってアラスカの原野に挑んでいくのです。
 魂のこもった本です。興味のある方は、ぜひご一読を。



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