気に入った洋楽の歌詞を和訳しています。

One Love / People Get Ready : Bob Marley & The Wailers



One love, one heart  *1
愛を一つに。心を一つに。
Let's get together and feel all right  *2
一つになろう。そうすればみんな安らかな気持ちになれる。
Hear the children crying
子どもたちが泣いている。
Hear the children crying
子どもたちが泣いている。
Sayin', "Give thanks and praise to the Lord and I will feel all right."  *3
歌おう。「神に感謝し、神を称えよう。そうすれば安らかになれる」
Sayin', "Let's get together and feel all right."
歌おう。「一緒にいれば、元気になれるさ」

Let them all pass all their dirty remarks  *4
神への悪口くらいは、大目にみよう。
There is one question I'd really love to ask
私が本当に聞きたいことはひとつだけだ。
Is there a place for the hopeless sinner who has hurt all mankind just to save his own?  *5
愚かな罪びとに居場所はあるのだろうか? 自分だけが助かろうと人間を傷つけるような罪びとに?
"Believe me"
「私を信じなさい」

One love, one heart
愛を一つに。心を一つに。
Let's get together and feel all right
一つになろう。そうすればみんな安らかな気持ちになれる。
As it was in the beginning  *6
愛は、この世の始まりから存在し、
So shall it be in the end   *6
この世の終わりにも、変わりなく存在する。
Alright, "Give thanks and praise to the Lord and I will feel all right."
さあ、「神に感謝し、神を称えよう。そうすれば安らかにいられる」
"Let's get together and feel all right."
「みんなで集まろう。そうすれば元気になれる」
One more thing
もう一度。

Let's get together to fight this Holy Armageddon  *7
みんなの力を集め、この聖なる最終戦争を戦おう。
So when the Man comes there will be no, no doom  *8
支配者たちが向かって来ても、きっと敗れることはない。
Have pity on those whose chances grow thinner
天に見放された者たちを憐れもう。
There ain't no hiding place from the Father of Creation  *9
創造主から隠れられる場所などないのだ。

Sayin', "One love, one heart, let's get together and feel all right."
歌おう。「愛は一つ。心は一つ。みんなが一つになれば、元気になれる」
I'm pleading to mankind  *10
人類が一つになって欲しい。
Oh, Lord
ああ、神よ。

"Give thanks and praise to the Lord and I will feel all right."
「神に感謝し、神を称えよう。そうすれば、安らかな気持ちになれる」
Let's get together and feel all right.
共に生きよう。心やすらかに。


備考
  1. one : [形] 一つの、唯一の、とりわけ [名] 一つ、神、人
  2. get together : 集まる、まとまる、寄り合う、相談をまとめる、意見が一致する
  3. praise : 賞賛、称揚、賛美、崇拝、神を称えること
  4. let one pass : one を見逃す、大目に見る
    remark : 言、批評、意見
  5. "People Get Ready" の歌詞からの部分的引用
  6. as ~, so … : ~と同様に…
  7. Armageddon : ハルマゲドン。世界の終末における善と悪との大決戦(あるいは決戦場)
  8. the Man : 黒人から見た権力者、白人(社会)、体制
    doom : 悪い運命、悲運、破滅
  9. *5 に同じ
  10. plead : [他] 嘆願する、弁論する、説きつける

 bob marley exodus

 ボブ・マーリー [1945-1981] の母国ジャマイカは、300年にも及ぶイギリスの植民地時代を経て1962年に独立しました。国民の9割をアフリカ系住民、すなわちアフリカから奴隷として連れてこられた人々の子孫が占めています。独立後も政治的混乱はやまず、この歌が収録されたアルバム Exodus が発表された1977年も、アメリカとキューバに後押しされた政党同士の抗争が激化していた頃です。
 ジャマイカにはラスタファリアニズムという独自の宗教(運動)があります。キリスト教を母体としながらも、黒人のアフリカ回帰運動の要素を持ち、エチオピア皇帝を神の化身と信じるという、屈折した思想を持つ宗教です。ボブ・マーリーは、ラスタファリアンとして、貧困からの脱出、圧制からの解放、神の下での平等、自由を求める戦いなどをテーマとして多くの歌を作りました。ラスタファリアニズムがキリスト教の聖書を基にしているため、彼の作る歌にも聖書関連の言葉が随所に見られます。アルバムタイトルのエクソダスも「出エジプト記」に由来しています。
 One Love / People Get Ready とタイトルが二重になっているのは、この歌がカーティス・メイフィールドの People Get Ready のカバーとして作られたからです。歌詞の大半はボブ・マーリーのオリジナルですが、一部原詩が引用されています。メロディラインは、レゲエのリズムになっているものの、ほぼ原曲と同じです。カーティス・メイフィールドは、アメリカにおいて黒人公民権運動に尽力した人物であるため、ボブ・マーリーも彼に賛同するところが大きかったのでしょう。歌詞には宗教的な言葉が連ねられていますが、ボブ・マーリーの本意は、国家、言語、人種、宗教などの違いを超えて、すべての人が助け合いながら生きられる世界になってほしいという切望なのだと思います。


 <関連記事>
   ☆ People Get Ready : Curtis Mayfield

Comments 2

k  
Re: One Love / People Get Ready

自分で訳されているのですか?

2011/05/26 (Thu) 15:36 | EDIT | REPLY |   
Kalavinka  
k 様

コメントありがとうございます!
辞書を頼りに悩みながら翻訳しています。英語の知識が大してないので間違いも多いかもしれません。訳文はあまり信用しないでくださいね。

2011/05/27 (Fri) 01:56 | EDIT | REPLY |   

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