気に入った洋楽の歌詞を和訳しています。

Silence : Delerium ft. Sarah McLachlan



Give me release, witness me *1
解放して。見守って
I am outside, give me peace *2
私は外にいる。私に平安を与えて

Heaven holds a sense of wonder, and I wanted to believe
天国は不可思議な感覚に満ちている。私は信じたかった
That I'd get caught up when the rage in me subsides *3
無我夢中になれれば私の中の怒りも静まるだろうにと

Passion chokes the flower, till she cries no more *4
強い愛着は花を枯らす。そして、花は二度と泣かなくなる
Possessing all the beauty, hungry still for more
すべての美を手に入れて、なおも空腹はおさまらない

Heaven holds a sense of wonder, and I wanted to believe
天国は不可思議な感覚に満ちている。私は信じたかった
That I'd get caught up when the rage in me subsides
無我夢中になれれば私の中の怒りも静まるだろうにと

I can't help this longing comfort me *5
抑えられない。私を慰めるこの切望を
I can't hold it all in, if you won't let me *6
すべてを閉じ込めてはおけない。あなたがそうさせたいとしても

Heaven holds a sense of wonder, and I wanted to believe
天国は不可思議な感覚に満ちている。私は信じたかった
That I'd get caught up when the rage in me subsides
無我夢中になれれば私の中の怒りも静まるだろうにと

In this white wave I am sinking, in this silence
この白い波の中、私は沈んでいく。この沈黙の中
In this white wave, In this silence, I believe
この白い波の中、この沈黙の中、私は信じる

I have seen you in this white wave you are silent
この白い波の中、かつて私はあなたと会った。今、あなたは沈黙している
You are breathing, in this white wave I am free
あなたは息をしている。この白い波の中、私は自由だ

I am free
私は自由だ


備考
  1. release : 解放、釈放、免除、救出、退院、解除、公開、公表
  2. outside : [ここでは副詞] 外側へ、屋外で ※この outside で何を暗喩させたいのかよく分からない。
  3. get caught up in : 捕らわれる、巻き込まれる、夢中になる、忙殺される
    get caught up in anger : 怒りに駆られる
    subside : 静まる、おさまる、腫れ・熱が引く
    ※前行からの "I wanted to believe that I'd …" の構文が分からない(特に最後の subsides が何故現在形なのか不明)ので、この2行は推測で訳した。
  4. passion : 強い情念、激情、熱情、愛情、恋慕、愛着、熱中、感情の爆発、キリストの受難(語源として、受難→十字架の苦しみ→強い感情)
    choke : 人・動物を窒息させる、窒息させて殺す、ふさぐ、詰まらす、植物を枯らす・成長を妨げる
  5. can't help : やめ(させる)ことができない、しかたがない、持ちこたえることができない、~せざるを得ない、どうしようもない
    comfort : 慰める、なだめる、元気づける、励ます、ほっとさせる
  6. hold in : 馬等を押さえる・御する、感情を抑える・我慢する・自制する

 sarah mclachlan silence

 Delerium の1997年のアルバム Karma より。冒頭の音源はオランダのDJ Tiësto による2000年のリミックスです。
 歌詞のほとんどが詩的な比喩表現なので英語の解読自体に自信が持てません。その結果、歌詞の趣旨もはっきりとは私には分かりません。songmeanings.com では、薬物やセックスの陶酔を連想するという感想がとても多く、他には、大切な人の喪失・死に対する痛みを連想するという感想がいくつか見られました。聞く人の自由な解釈を許すよう曖昧な表現に抑えているのでしょうが、アルバム収録のオリジナルバージョンではグレゴリオ聖歌を採り入れた静かで荘厳な感じのする音楽となっているので、作詞者の本来の意図は後者の方が近いのではないかと思います。

  

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