From The Ritz To The Rubble

2009年02月15日

From The Ritz To The Rubble : Arctic Monkeys




Last night these two bouncers *1
昨日の夜の用心棒
And one of em's alright, the other one's the scary one
一人はよかったが、もう一人は怖かった
His way or no way, totalitarian *2
自分の流儀以外は認めない、全体主義者だ

He's got no time for you, looking or breathing *3
あいつは俺なんかのために費やす時間は持ってない、見るのも息をするのも
How he don't want you to
つまりは、望まれてないってことさ

So step out the queue *4
ちょっとでも列を離れると
He makes examples of you *5
あいつは見せしめに懲らしめようとする
And there's nowt you can say *6
俺は、何も言うことができない
Behind they go through to the bit where you pay *7
俺の後ろでは、並んでいる連中が入り口に向かっている
And you realize then that it's finally the time *8
ようやく俺はわかったんだ。結局は、
To walk back past ten thousand eyes in the line
並んでいるやつらに眺められながら、列の後ろに戻るしかないってことがさ

And you can swap jumpers and make another move *9
ちゃんとした服に着替えて、出直すこともできただろう
Instilled in your brain you've got something to prove *10
だが、俺の頭の中では、何かを示さなければという思いが湧いていた
To all the smirking faces and the boys in black *11
にやにやしてる連中と黒服の用心棒に対してね
Why can't they be pleasant?
「何が嬉しいんだ?」
Why can't they have a laugh?
「何、笑ってるんだよ、こら!」

He's got his hand in your chest
あいつは、胸倉をつかんできやがった
He wants to give you a duff *12
ぶん殴りたかったのか
Well secretly I think they want it all to kick off *13
俺はひそかに、これはまだ手始めにすぎないのかと思った
They want, arms flying everywhere and bottles as well *14
飛び道具を使ったり、ビンで殴ろうなんて結構なことを思ってるんじゃないか?
It's just something to talk about a story to tell yea
まあ、それだけの話なんだけど、ちょっと言いたかったんだ

Well I'm so glad they turned us all away we'll put it down to fate *15
とにかく、用心棒が俺たちを追い返してくれてよかったよ。そうなる運命だったんだ。

I said a thousand million things that I could never say this morning
十億の言葉をしゃべれたのに、今朝は何も言葉がでない

Got too deep, but how deep is too deep?
深い内容のことをしゃべったんだ。でも、どれだけ深いのがほんとに深いんだ?

This town's a different town today
この町は、今日はもう違う町だ
This town's a different town to what it was last night
この町は、昨日の夜の町とは違う
You couldn't have done that on a Sunday
日曜日だったら、あんなことはできないね

That girl's a different girl today
あの娘は、今日はもう違う娘だ
Said that girl's a different girl to her you kissed last night
あの娘は、昨日の夜キスした娘とは違う
You couldn't have done that on a Sunday
日曜日だったら、あんなことはできない
(Of course not!)
(できるわけない!)

Well I'm so glad they turned us all away we'll put it down to fate
よかったよ。あいつらが俺たちを追い払ってくれて。それも運命だったんだろう

I thought a thousand million things that I could never think this morning
十億のことを考えられたのに、今朝は何も考えることができない

Got too deep, but how deep is too deep?
すごく深遠なことを考えたんだ。だけど、どれだけ深遠なのがすごく深遠なんだ?

Last night what we talked about
昨日の夜、俺たちがしゃべったこと
It made so much sense
それは、すごく意味のある内容だった
But now the haze has ascended *16
でも、今は、もやもやしてぼんやりしてる
It don't make no sense anymore
もはや、意味のかけらもない
Said last night what we talked about made so much sense
昨日の夜俺たちが話したことは、すごく意味の深いものだった
But now the haze has ascended
でも、今は、煙霧のようにかすんでいる
it don't make no sense anymore
もはや、意味のかけらもない


備考
  1. bouncer : 巨大な人、用心棒
  2. no way : とんでもない、いやだ、無理だ、不可能だ
    one's way or no way : 自分の流儀以外は認めない、自分流のやり方に固執する
  3. ※この you は「あなた」ではなく一般的に「誰でも」という意味だろう。ここでは実際には「自分」のことを指しているのではないか。
  4. step out : ちょっと場所を離れる
    queue : 順番を待つ人の列
  5. make a example of : 見せしめのために懲らしめる
  6. nowt = naught : 無、零
  7. bit : 馬の轡(くつわ)、道具類(錐、半田ごて等)の先端部分
  8. realize : 充分に理解する、悟る、了解する、合点が行く
  9. swap : 交換する
    jumper : イギリスではセーター、アメリカでは作業上着のことらしい
    make a move : 行動する、動く、立ち去る
  10. instill : 思想などを徐々に染み込ませる、一滴ずつ垂らす
    prove : 証明する、立証する
  11. smirk : 作り笑いをする
  12. duff : [動] ぶん殴る、めった打ちにする
  13. secretly : 秘密に、ひそかに、こっそりと
    kick off : 始める、蹴飛ばす
  14. as well : するがよい、結構なことだ
  15. turn away : [他] 向きを変えさせる、追い返す、引き返させる
    down to : ~が原因である、~による
    put it down to : それは~が原因と考える
    fate : 宿命、運命、悲運
  16. haze : かすみ、もや、精神状態がもうろうとしていること、ぼんやりしていること
    ascend : のぼる、上昇する、高くなる


 2006年発売のデビューアルバム Whatever People Say I Am, That's What I'm Not より。
 歌詞の前半は、クラブに遊びに行こうとして用心棒に追い返される話でしょう。後半は、その後どこかで酔っ払ったのか、仲間とすごく深い話をして、女の子とキスをする。ところが、翌朝目覚めてみると、昨日の夜あれほど覚醒していた脳が冷めてしまい倦怠感に襲われている、といったところでしょうか?
 なお、タイトルは「虚飾の町(昨夜)から、瓦礫の町(今朝)へ」というような意味だろうと思います。
 私は英会話が全くできないので、歌詞を理解しながら曲を聴くことができません。でも、怒っているようなドラム、泣いているようなギター、有り余ったエネルギーを吐き出すような歌声を聞いていると、彼らの訳のわからない情熱のようなものが伝わってくる気がします。
 大好きな一曲です。



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