Sleeping Sun

2016年07月03日

Sleeping Sun : Nightwish




The sun is sleeping quietly *1
今太陽は静かに眠りについた
Once upon a century *2
昔々のとある世紀から
Wistful oceans calm and *3
切なげな海は穏やかで
red ardent caresses laid to rest *4
赤く熱烈な愛撫により眠らされていた

For my dreams I hold my life
夢を求めて私はこの命を永らえる
For wishes I behold my night *5
希望を求めて私の夜を見守る
The truth at the end of time *6
真実は未来永劫の果てにしかなく
Losing faith makes a crime
今は失われた信義が罪を犯している

※ I wish for this night-time
私は願う。この夜が
to last for a lifetime *7
私の命尽きる時まで続くことを
The darkness around me
私を包む暗闇が
Shores of a solar sea *8
太陽に照らされた海から陸へと引き上げてくれる
Oh how I wish to go down with the sun
ああ、太陽と一緒に私も沈めたらいいのに
Sleeping
眠りながら
Weeping
泣きながら
With you ※
あなたと一緒に

Sorrow has a human heart *9
悲しみは人の心こそが持つものだから
From my god it will depart *10
悲しみは私の神性から私を引き離すだろう
I'd sail before a thousand moons
千の月が出る前に船を出そう
Never finding where to go
行くべき場所も見つからないままに

Two hundred twenty-two days of light *11
二百二十二の昼は
Will be desired by a night *12
一つの夜に求められるだろう
A moment for the poet's play
詩人が歌う時
Until there's nothing left to say
語るべき言葉がなくなるまで

[※~※]×2


備考
  1. sleeping : 眠っている、活動していない、休止している、麻痺した
  2. ※ "once upon a time" は「昔々」と訳されるが原義は「何時か分からないある時に一度(起きた出来事)」という意味らしい。これから類推すると、ここの言い回しは「何時か分からないが昔々のある世紀に(一度起きた出来事)」という感じの意味を持つのだろうと思う。
  3. wistful : 切ない気持ちの、諦めきれない、懐かしげな、深い思いを込めた。痛切な、物言いたげな
  4. ardent : 熱烈な、熱狂的な、熱心な。激烈な、猛烈な、激しい
    caress : 愛撫、抱擁、キス、やさしくたたくこと
    lay-laid-laid : {他動詞] 置く、横たえる、寝かす。打ち倒す。置く、並べる。[自動詞] 卵を産む、賭ける、全力を尽くす、専念する、~しようと目論む
    ※ここの "red" は白夜の太陽の夕焼けのような赤さを表しているのだろうか?
    rest : 休む、休息する、横になる、眠る。仕事をやめて休憩する。くつろぐ、安心する。静かにじっとしている
    lay to rest : 埋葬する、葬る、終わりにする、忘れ去る
  5. behold : 注視する、見守る、眺める、見る、理解する
  6. ※ "the end of time" は「時の終わり」、"to the end of time" は「永遠に」だから、ここは「時の終わりにある→今は存在しない」という意味だろうと思う。
  7. lifetime : 人の一生涯、生存期間。存続期間、耐用年限、寿命。
  8. shore : (人・荷・船等を)陸に上げる、陸揚げする
    solar : 太陽の、太陽に関する。(熱・光等が)太陽から生じる、太陽光を利用した。太陽の影響を受ける
  9. ※この構文は意味が分からないが、精神に人間的なものと神的なものがあるとすれば悲しみは人間固有のものであり神的なものではないと言いたいのだろうと思う。
  10. depart : 出発する、去る、立ち去る。それる、はずれる、逸脱する
  11. ※222という数は、1年のうち極夜が143日で残りの222日は太陽が現れることを表しているのだろうか?
  12. desire : 望む、願う、請う、(~することを)欲する。(~して欲しいと)頼む、願う。


 1999年のシングルCD(4曲入) "Sleeping Sun (Four Ballads of the Eclipse)" として発表。ウィキペディアによると同CDは同年8月にヨーロッパで広く観測された日蝕に捧げるものとして制作されたそうです。また、"Sleeping Sun" は、現在はその直前に発表されたアルバム "Oceanborn" にもボーナストラックとして収録されています。
 歌詞の喚起するイメージは上に書いたような「日蝕」、そして、高緯度に位置するフィンランドにふさわしい白夜と極夜が描かれており、太陽を忌避し夜を愛する心情が綴られています。具象的な映像表現としてはここまでは理解できるのですが、歌詞中の抽象的な言葉(dream, wish, truth, faith, sorrow)の指す内容はよく分かりません。また、太陽や日蝕、千の月、詩人の芝居などの暗喩が何を指しているのかもよく分かりません。これらはおそらく聞く人の感性に委ねられるような意図で作詞されているのだろうと思います。



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