Little Talks

2016年07月09日

Little Talks : Of Monsters and Men




I don't like walking around this old and empty house
この家の中を歩くのは好きじゃないの。古くて誰もいないんだもの
So hold my hand, I'll walk with you, my dear
だったら僕の手をとって。一緒に歩こう
The stairs creak as you sleep, it's keeping me awake *1
寝ていると階段がきしむでしょ。だから眠れないの
It's the house telling you to close your eyes *2
それは、家が「おやすみなさい」って言ってるんだよ
And some days I can't even dress myself *3
時々、身支度を整えられない日さえあるの
It's killing me to see you this way *4
そんな君を見るのは僕も辛いよ

'Cause though the truth may vary this *5
たとえ真実が変わり続けるものだとしても
ship will carry our bodies safe to shore
きっとこの船は二人の体を無事に岸辺へと運んでくれるから

There's an old voice in my head that's holding me back
昔の声がずっと頭の中にあって、私をその頃に引き戻すの
Well tell her that I miss our little talks
だったらその声に伝えて。僕はあの頃のおしゃべりが懐かしいって
Soon it will be over and buried with our past
でもそれももうすぐ消えてしまって、私たちの過去と一緒に埋められてしまうのよ
We used to play outside when we were young and full of life and full of love
若い頃よく外で一緒に遊んだね。二人とも元気にあふれ、愛にあふれてた
Some days I don't know if I am wrong or right
時々、自分が間違ってるのか正しいのかも分からない日もあるの
Your mind is playing tricks on you, my dear *6
君の心が君にちょっといたずらしてるだけだよ

'Cause though the truth may vary this
たとえ真実が変わり続けるものだとしても
ship will carry our bodies safe to shore
きっとこの船は二人の体を無事に岸辺へと運んでくれるから

Don't listen to a word I say
私の言葉に耳を傾けないで、僕の言葉に耳を傾けないで
The screams all sound the same *7
どれも同じに聞こえる叫び声だから
Though the truth may vary this
真実とは変わり続けるものかもしれないけれど
ship will carry our bodies safe to shore
きっとこの船は二人の体を無事に岸辺へと運んでくれる

You're gone, gone, gone away, I watched you disappear
あなたは、君は、行ってしまった。見えなくなるまでずっと見ていた
All that's left is a ghost of you
今、残っているのは、ただの幽霊
Now we're torn, torn, torn apart, there's nothing we can do
私たちは、僕たちは、引き裂かれてしまった。できることは何もない
Just let me go we'll meet again soon
私を、僕を、行かせて。そうすれば、二人はまたすぐに会える
Now wait, wait, wait for me, please hang around *8
待ってて。待ってて。そこにいて
I'll see you when I fall asleep
眠りさえすれば、あなたに、君に、会えるから

Don't listen to a word I say
私の言葉に耳を傾けないで、僕の言葉に耳を傾けないで
The screams all sound the same
どれも同じに聞こえる叫び声だから
Though the truth may vary this
真実とは変わり続けるものかもしれないけれども
ship will carry our bodies safe to shore
きっとこの船は二人の体を無事に岸辺へと運んでくれる

Don't listen to a word I say
私の言葉に耳を傾けないで、僕の言葉に耳を傾けないで
The screams all sound the same
どれも同じに聞こえる叫び声だから
※ Though the truth may vary this
真実とは変わり続けるものかもしれないけれども
ship will carry our bodies safe to shore ※
きっとこの船は二人の体を無事に岸辺へと運んでくれる
[※~※]×2


備考
  1. ※公式の歌詞動画では "as you sleep" となっているが、ライブでは "as I sleep" と歌われているものもあるらしい。"I" の方が意味が取りやすいが、ここでは一応どちらでも通じるようなあいまいな訳し方にしておいた。
  2. ※ "Close your eyes." は子供を寝かしつける時の言い方。「さあ、目を閉じなさーい」という感じだろうか?
  3. ※ "dress oneself" は本来「服を着る、身支度する、正装する」だが、場合によっては子供などが「一人でする、自分でやる」というニュアンスを持たすこともある。
  4. It's killing me. : 耐えられない。いらいらする。参らされる。死にそう。痛い、苦しい。
  5. vary : 変わる、変化する、交互に変わって続く。さまざまである、異なる、一様でない。
    ※ "Because though" と接続詞が二つ並ぶ使い方はよく分からない。ただ、"S1 V1, because though S2 V2, S3 V3. (S1V1である。なぜならたとえS2V2だとしてもS3V3だからである)" という言い回しがあるらしいので、この2行はこの "S1V1" が書かれていない形だろうと判断して訳した。
    ※歌い方が "… vary this, ship will …" と区切っているように聞こえるが、文の作りとしては "… vary, this ship will …" だろうと思う。なぜこのようにはっきりと区切った歌い方をしているのかは分からない。
  6. play tricks on : いたずらする、悪ふざけする、茶目っ気ある行為をする
  7. sound : [自] 音を立てる、鳴る、(音が)聞こえる。(~のような)印象を与える、(~と)聞こえる。[他] 鳴らす、(音を)出す、(~を)知らせる、(音を出して)命令する・言い表す。
  8. hang around : (~の近くで)待つ、(~の)あたりをぶらつく、(人の)そばにいる・つきまとう


 オブ・モンスターズ・アンド・メンは2010年に結成されたアイスランドのフォークバンドです。この歌は2011年の彼らのデビューシングルで、2012年のデビューアルバム "My Head Is an Animal" に収録されています。
 songfacts.com によると、女声ボーカルの Nanna Bryndís Hilmarsdóttir は、この歌について次のように説明しています。「これはある夫婦についての歌なの。夫は亡くなっているのだけれど、二人は会話をしている。彼女の頭が狂い始めているのかどうかは分からない。もしかしたら、そこに本当に誰かがいるのかもしれない…。これを思いついたきっかけは、私の家に実際に住んでいた人たちで、この老夫婦はうちで30年暮らしていたの。奥さんの方が亡くなって…そこは少し違うけれどね」
 海外の掲示板などでは認知症になった妻とその夫との会話だと受け取る人が多いようです。その解釈でも成り立つ歌詞だろうと思います。1989年生まれの Hilmarsdóttir はこの頃21、2歳くらいでしょうが、その若さでよくこんな含蓄のある歌詞が書けるものだと驚きます。



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