Waiting For Love

2016年09月18日

Waiting For Love : Avicii (feat. Simon Aldred)




Where there's a will, there's a way, kind of beautiful
「意志ある所に道は拓ける」。まあ、ある意味美しい言葉です
And every night has its day, so magical *1
「どんな夜にだって必ず朝が来る」。手品みたいな魔法の言葉です
And if there's love in this life, there's no obstacle *2
そして、「この人生に愛があれば前をふさぐものなど一つもない」
That can't be defeated *3
これこそ、決して打ち負かされることのない言葉です

For every tyrant, a tear for the vulnerable *4
すべての暴君へ、弱者のための一粒の涙を(お与え下さい)
In every lost soul, the bones of a miracle *5
すべての迷える魂には、奇跡の肉体を(お与え下さい)
For every dreamer, a dream
すべての夢見る者へ、ただ一つの夢を(お与え下さい)
We're unstoppable with something to believe in
信じるものを持つ僕たちを、誰も止めることはできません

Monday left me broken *6
月曜日。心が折れました
Tuesday I was through with hoping *7
火曜日。希望を持つのももううんざりです
Wednesday my empty arms were open
水曜日。両腕を広げても、この腕の中には誰もいません
Thursday waiting for love, waiting for love
木曜日。ずっと "愛" を待っています
Thank the stars it's Friday *8
天の星たちよ、ありがとう。やっと金曜日です
I'm burning like a fire gone wild on Saturday
火のように熱く燃え上がり、熱狂する、土曜日
Guess I won't be coming to church on Sunday *9
神様、教会には行かないと思います。日曜日だけど
I'll be waiting for love, waiting for love to come around *10
これからもずっと待っています。"愛" が巡って来るのを

We are one of a kind, irreplaceable *11
僕たちは皆、他には無いたった一つのもの、かけがえのない存在
How did I get so blind and so cynical
どうしてこれまでの僕は、道理も見えず、世の中を冷めた目で嘲笑ってきたのでしょう
If there's love in this life we're unstoppable
この人生に "愛" さえあれば、誰も僕たちを止めることはできません
No, we can't be defeated
僕たちは決して打ち負かされる事なんかありません

Monday left me broken
月曜日。心が折れました
Tuesday I was through with hoping
火曜日。希望を持つのももううんざりです
Wednesday my empty arms were open
水曜日。両腕を広げても、この腕の中には誰もいません
Thursday waiting for love, waiting for love
木曜日。ずっと "愛" を待っています
Thank the stars it's Friday
天の星たちよ、ありがとう。やっと金曜日です
I'm burning like a fire gone wild on Saturday
火のように熱く燃え上がり、熱狂する、土曜日
Guess I won't be coming to church on Sunday
神様、教会には行かないと思います。日曜日だけど
I'll be waiting for love, waiting for love to come around
これからもずっと待っています。"愛" が巡って来るのを


備考
  1. every dog has its day : 惨めな犬にだって最高の日はあるものだ、どんな人も一生の内には成功や幸福の時が必ずある、誰にでも成功や幸福の機会は必ず訪れる、誰にでも生涯に一度はいい時代があるものだ
    ※上の諺で "dog" を "night" に変えた言い方は一般には存在しないようなので、ここは一種の言葉遊びなのだろう。
  2. obstacle : 邪魔(物)、障害(物)、妨げ
  3. ※この行は "that" を関係代名詞として前行とつながり "there's no obstacle that can't be defeated = 打ち破れない障害などない" なのかとも思ったが、"obstacle = 物" と "defeat = 負かす" の相性が悪いように感じたので、区別して訳した。ただ、そうすると "That" が何を指しているのかが不明になる。文脈からすると "love" が自然なような気もするが、ここでは前行の「この人生に愛があれば~」という言葉全体を指すものと考えた。その理由は、冒頭の「意志ある所~」と「どんな夜に~」の二つの言葉を歌い手はあまり高く評価しておらず、三つ目の言葉こそが最も強力だと言おうとしているのだと判断したからだが、「愛は決して打ち負かされることなどないのです」と訳しても、掲載した訳文と趣旨はあまり変わらない。
  4. vulnerable : 傷つきやすい、攻撃を受けやすい、さらされている、弱みがある
  5. lost soul : 直訳すると「迷える魂、落ちた魂、失われた魂」等。ただ、その意味内容は、生きる目的を見失っている、社会から孤立している、人の道からはずれている、神に見放されている、地獄に落ちている等と幅広く、その時の使用者の思いにより多様なニュアンスを持ち得るらしい。
  6. leave A B : AをBの状態にしておく、AをBの状態にする
  7. be through with : ~を終えて。(人と)絶交する、関係を絶つ。~にはうんざりだ
  8. TGIF = Thank God, it's Friday : 花金。1960年代後半からアメリカで使われ始めた言い回しで、あまり宗教性はない。
  9. guess : 十分な根拠なしに推測・憶測する、言い当てる・解き当てる、思う・考える
    ※ "come" は普通「来る」と訳せるが、話者が話し相手に近づく、向かって行く場合(日本語では「そちらに行く」)にも "I come" と使う。この歌詞の場合、話す相手は特定されていないが、"come" を使っていることからこの言葉は "教会にいる者" に向けられているのだろうと思う。
  10. come around : やって来る、ぐるっと回ってやって来る、ふらりと訪れる、巡回して来る
    ※ここでは *1 の「どんな犬にも良い日がある」と同じように、"愛" はいろいろな所を巡っているもので、どんな人間にもいつか必ず訪れるものだという意味合いを込めた "around" なのではないだろうか。
  11. one of a kind : 独特なもの、ユニークなもの、比類のないもの、
    irreplaceable : 置き換えられない、取り換えられない、かけがえのない、代わりがきかない


 2015年のアルバム "Stories" に収録。
 「愛さえあれば人生何とかなるんだ。そして、その愛は誰にも必ず巡って来るんだ」と言っているのだろうと思いますが、その「愛」がどのような種類の愛なのかはまだよく分かりません。
 歌いかける相手を "神" だと規定して訳文全体を軽い敬体で通してあります。 "神" に歌いかけているという解釈の根拠は三つです。一つは *9 の "come" という言葉で、この一行だけが教会にいる者(=聖職者、信者、神等)に向け、他は違うととらえるのが不自然だと思えたからです。二つ目は、第二連の "For every tyrant …" 以下4行を「与えて下さい、もたらして下さい」という意味だと解釈したためです。ただ、この四行は文章として成立していないため、この解釈は感覚的なものに過ぎません。そして、最後の一つは、二つ目と矛盾しているようですが、作詞者は神をあまり信用していないように見えることです。その理由は、*8 で慣用句の "God" を "the stars" に変えていることと *9 で「日曜に教会に行かない」と言っていることです。歌い手は "愛" を待っていますが、それはいくら待っても訪れない "神の愛" ではない他の "愛" なのではないでしょうか。
 この解釈はかなり恣意的なものなので、もしかしたら全体の雰囲気が大きく違っているかもしれません。そして、英米人はおそらくこの訳文のような丁寧な文体としては感覚的に受け取らないだろうと思います。何度も聞く内に神への言葉だと解釈した人はこの訳文に近い感覚で聞こえるようになる人もいるかもしれませんが…。いろいろと、自信の持てない翻訳なので、訳文はあまり信用しないで下さい。



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