気に入った洋楽の歌詞を和訳しています。

Barbie Girl : Aqua



Hi, Barbie
ハーイ、バービー
Hi, Ken!
ハーイ、ケン
Do you wanna go for a ride?
ドライブしないか?
Sure, Ken!
いいわよ
Jump in...
じゃあ乗れよ

※ I'm a Barbie girl in the Barbie world
私はバービーワールドのバービーガール
Life in plastic, it's fantastic! *1
プラスチックの人生って、すごく素敵
You can brush my hair, undress me everywhere
髪を梳かしていいのよ。どこだって脱がせていいのよ
Imagination, life is your creation *2
想像力よ。あなたが思うだけで、人生と生命を創造できるの ※

Come on, Barbie, let's go party!
さあ、バービー。行こうぜ。パーティーだ

※~※

I'm a blond bimbo girl in a fantasy world *3
金髪美人で頭は空っぽ。おとぎの世界の少女なの
Dress me up, make it tight, I'm your dolly
綺麗な服を着せて。体の線にぴったりとね。私はあなたのお人形
You're my doll, rock'n'roll, feel the glamour in pink *4
お前は俺の人形さ。楽しもうぜ。ピンクの服がエロいな
Kiss me here, touch me there, hanky panky *5
ここにキスしてくれ、ここを触ってくれ。悪い事しようぜ
You can touch, you can play, if you say, "I'm always yours."
触っていいよ。遊んでいいよ。「いつでも俺はお前のものだ」と言ってくれれば

※~※

☆ Come on, Barbie, let's go party!
おいで、バービー。パーティーに行こう
(ah-ah-ah-yeah)
Come on, Barbie, let's go party!
(uu-oooh-u) ☆

Make me walk, make me talk, do whatever you please
歩かせて。しゃべらせて。あなたの好きなように何でもする
I can act like a star, I can beg on my knees *6
スターのように振舞う。跪いておねだりする
Come jump in, bimbo friend, let us do it again
さあ、乗りな。お馬鹿ちゃん。また、しようぜ
Hit the town, fool around, let's go party *7
街に繰り出そう。ぶらぶらして、そして、パーティーだ
You can touch, you can play, if you say, "I'm always yours."
触っていいよ。遊んでいいよ。「いつでも俺はお前のものだ」と言ってくれれば
You can touch, you can play, if you say, "I'm always yours."

☆~☆

[※~※]×2

☆~☆

Oh, I'm having so much fun!
ああ、すっごく楽しい
Well, Barbie, we're just getting started
そうかい。まだ始まったばかりだぜ
Oh, I love you, Ken!
大好きよ、ケン


備考
  1. plastic : プラスチック(ビニール)の。可塑性の、創造力のある、成型的な。精神が柔軟な、順応性のある。偽の、見せかけの、非人間的(人工的)の
  2. ※ life はバービーの人生・生活であると同時に、前行の「脱がせる」の連想から「命の創造→セックス」を示唆している。
  3. bimbo : 頭の空っぽな美人
  4. rock'n'roll : 音楽スタイルの "rock and roll(揺らす・回す) ロックンロール" は、元々は黒人英語のスラングで「セックス、馬鹿騒ぎ、ダンス」等を意味していた。
    glamour : すばらしい刺激、異常な活気。うっとりするような魅力、人を惑わす美しさ、性的魅力。魔力、呪文
  5. hanky-panky : 不正、いんちき。性愛の戯れ、不道徳な行為。手品。浮気、不倫
  6. ※ "beg on my knees" は「跪いて相手(神や人)に何かを乞う」という意味。その何かは場合により「許し、寛容、許諾」であったり「慈悲、情け」であったりするらしい。
  7. hit the town : 街に繰り出す
    fool around : 当ても無くぶらつく、だらだらする。いじくり回す、もてあそぶ、いちゃつく。馬鹿な真似をする、おどける


 アクアは1990年代後半から2000年代初頭まで人気のあったデンマークのバンドです。この曲は1997年の1stアルバム Aquarium に収録されています。Wikipedia によれば、この歌詞はバービーの製造元であるマテル社を激怒させ訴訟を起こされたそうですが、アルバムジャケットには「"バービーガール" は、いわゆる "社会批評" であり、人形メーカーによって作られたものでもなければ承認を受けたものでもありません」と記されているそうです。
 この曲は当時日本でも人気があったそうですが、私は全く知らず、つい最近初めて耳にし気に入ったので翻訳することにしました。なかなか趣旨の分かりにくい歌詞で、一見「頭が空っぽの金髪美人」を揶揄しているだけの大した内容のない歌にも見えますが、バービーに象徴される "画一的なアメリカ人の幸福" を戯画化するアメリカ社会批判のようでもあり、皮肉の効いた面白い歌詞だと思います。ちなみに、冒頭の公式動画に日本語が使われているのも意味不明です。あまり意味はないのかもしれませんが、これも、歌詞の趣旨と同様にアメリカ人の英語(=自国)中心主義や文化的偏狭さに対する反感なのだろうかと深読みしてしまいそうです。

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