New Year's Day

2010年01月06日

New Year's Day : U2




All is quiet on New Year's Day
静寂に包まれた新しい年の日
A world in white gets underway *1
世界は純白になろうとしている
And I want to be with you
俺はお前と一緒にいたい
Be with you night and day
夜も、昼も
Nothing changes on New Year's Day
何も変わらない新しい年の日

I will be with you again
お前と一緒にいたい。もう一度

Under a blood-red sky *2 
血のように赤い空の下
A crowd has gathered in black and white *2
彩りのない服を着た群集
Arms entwined, the chosen few, *3
腕を組む、神に選ばれた少数派
The newspapers says, says,
新聞が書き立てる
Say it's true and we can break through,
これが真実だと言ってくれ。そうすれば俺たちは壁を突き破れる
Though torn in two, we can be one *4
今は引き裂かれているけれども、俺たちは一つになれる

I will begin again
俺はもう一度始める

Oh and maybe the time is right
時が来た
Oh maybe tonight
今夜こそがその時だ

I will be with you again
お前と共にいよう。もう一度

And so we are told this is the golden age *5
「黄金の時代」だと言うが
And gold is the reason for the wars we wage *6
「黄金」は俺たちが戦争をする理由でしかない
Though I want to be with you *7
俺はお前と一緒にいたい
Be with you night and day
夜も昼も
Nothing changes on New Year's day
けれども、何も変わりはしない。この新しい年の日


備考
  1. underway : 旅行中の、進行中の、航行中の
    get under way : 出発する、始まる
  2. 「赤」は共産主義を、「黒と白」はそれへの抵抗を示唆しているように思える
  3. entwine : からませる、より合わせる
    the few : 多数(派)に対する少数(派)、少数の選ばれた人
  4. 「連帯」を見て勇気付けられたボノが、アイルランドとイギリスの敵対と分裂を思っているのではないか。
  5. golden は西欧世界の経済的な繁栄を示唆しているのだろう。
  6. wage : 戦争・闘争等を行う、遂行する
  7. ※文頭についている Though は、「一緒にいたい」「連帯したい」と思うけれども現実には何の変化も起きていないという苦渋が感じられる。


 1983年のアルバム War に収録。ポーランドの民主化運動に貢献した労働者組織「連帯」に触発されて作った歌だそうです。
 第二次大戦後に共産主義国家となったポーランドはソ連の影響下抑圧的な政治体制を維持しました。しかし、その間市民による民主化運動も止むことはなく、1978年にポーランド出身のヨハネ・パウロ2世がローマ教皇に就任したことが国民の反ソ連意識を大きく高めました。「連帯」は政府から非合法組織とみなされポーランドは戒厳令がしかれていましたが、奇しくもこの歌がシングルとして発売される1983年1月に戒厳令が解かれました。ポーランドはその後自由選挙の実施に成功し、1990年には「連帯」の委員長レフ・ワレサが国民の直接投票で選ばれた初の大統領となりました。
 歌詞の全体的なイメージは、連帯の運動に触発されたボノがアイルランド問題を解決するために何をすべきかと自問している様子が思い浮かびます。と同時に、離れ離れになっている恋人と一緒になるのを請い願う内容であるとも解釈できそうです。



コメント

  1. | |

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  2. Kalavinka | URL | -

    tsuki****** 様

     お返事が大変遅くなり申し訳ありません。
     親切なコメント、そして過分なお褒めをいただき恐縮です。でも、嬉しいです。とても励みになりました。ありがとうございます。これからも宜しくお願いいたします。

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